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離れて暮らす親と子の双方が安心できる方法とは…?

雑誌やWeb媒体などの健康・実用系記事の執筆や編集を中心に活動中。介護施設への転居や病院でのほぼ寝たきり入院を経た両親を見送り、現在は実家の片づけや売却などに悩む、まさに「オヤノコト」世代。人生100年時代に備え、最近は「歯の健康」や「筋力維持」のための体のケアに興味津々。
親の「見守りサービス」について、「うちでも大丈夫?」といった素朴な疑問や、緊急時の連絡方法の実情などについてお伝えした前編。
続く後編では、昨今の犯罪事情をはじめ、家族みんなの安心につながる考え方やヒントについて、「オヤノコト.ステーション」で各種見守りサービスを担当するセコム株式会社の岡田菜花さんに、さらに詳しく伺いました。
防犯面を考えて親に「見守りサービス」をすすめると、「うちには盗られるものなんてない」「そんなものに頼らなくても、自分がやっつけるから大丈夫」と言われてしまうこともよくあります。ですが、岡田さんが話してくれた最近の犯罪事情を聞くと、「大丈夫」とも言っていられないようです。
「少し前は留守中を狙う『空き巣』への対策が主流でした。でも、ここ数年は犯行の傾向が大きく変わってきています。今は、家に人がいても押し入って、暴力を伴う『強盗』や、巧妙な『訪問詐欺』なども目立つようになっています。外出時だけでなく、在宅時の防犯も大切です」
「何時ごろなら安全」ということもなく、日中のほんの1時間、孫を迎えに行くために家を空けたタイミングで空き巣の被害に遭ったケースや、翌日に使うお金を銀行から引き出して帰宅した後に狙われたケースなどもあるそうです。
家の状況や、住んでいる人の生活パターンが見られている可能性もあります。
例えば、
●庭の植物が伸び放題になっている
●高い塀で敷地内が見えにくくなっている
●郵便受けに郵便物やチラシがたまっている
一見するとありふれた光景にも思えますが、外から見たときに「この家は留守かもしれない」「中の様子が見えにくい」と判断される材料になってしまうことがあると言います。
2階だから安心というわけでもありません。1階の窓に雨戸を下ろしていても、植木や雨どいなどを使って2階から侵入されるケースがあります。特にベランダは外から見えにくく、侵入経路になりやすい場所でもあります。
「雪が降った後、ベランダに足跡が残っていたお宅。実は、雪で音が立たない日に犯人が下見に来ていたということもありました」と岡田さんから聞いて、思わずゾッとしてしまいました。

また、玄関から訪ねてくる人にも要注意。一番多いのは、巧妙な下見を兼ねた訪問詐欺です。例えば、「何でも買い取ります」と言って玄関先や家の中に上がり込み、不用品を探すふりをして間取りを観察したり、別室にある貴重品を盗み出したりすることもあるそう。
特に印象的だったのは、「彼らは雑談が非常に上手です」という岡田さんの言葉。親は玄関先でのたわいない会話のつもりでも、「私、1人暮らしなんですよ」「息子は遠くに住んでいて」など、家族構成や暮らしの状況を何気なく口にしてしまうと、その個人情報や生活パターンが、犯罪につながる情報として利用されてしまうリスクもあると言います。
「うちには金目のものはないから大丈夫」という考え方は、もはや通用しないのかもしれません。こうなると、今までの防犯対策では足りそうにありません。話を聞きながら、「そういえば、私の実家は大丈夫だったかしら?」と、思わず考えてしまいました。
「見守りサービス」についての大きな難題といえば、親子間の温度差。子は離れて暮らす親が心配で「早く対策したい」、親は「見守りサービスは監視されているようで嫌」「新しい機械の操作を覚えるのが面倒」と拒否。岡田さん、これはどうしたらいいですか⁉
「確かに、家に新しい機械が設置されることや、操作を覚えることに抵抗感を持たれる親御さんは多くいます。私が子世代の方におすすめしているのは、『防犯や強盗対策』という名目を利用すること、そして、親御さんを主役にするのではなく『時代の変化』を理由にすることです」
「お母さんのことが心配だから」などと話すと、親は「私はまだ大丈夫!」とプライドが邪魔をしてしまいます。ですが、「今は昔と違って、本当に物騒な時代だから」「強盗のニュースが多くて怖いから、実家の防犯対策としてこれを入れさせてほしい」と、昨今の治安の変化を理由に伝えてみると、素直に耳を傾けてくれることが多いそう。なるほど、これはいい伝え方!

日常の慌ただしさに追われていると、親が元気なうちはどうしても「まだ大丈夫だろう」と後回しにしてしまいがちです。でも、何かあってから慌てて探すのでは、親にとっても子にとっても負担が大きくなることに。だからこそ、「落ち着いて話し合える段階で選択肢を知っておくこと、そして『何かが起きる前に備えておく』という意識を持つきっかけをつくることが何よりも大切です」と、話してくれました。
「見守りサービス」は、親の急な体調変化に備えたり、実家の防犯対策のためだけのもの――。岡田さんに話を聞くうち、そんな固定観念が変わっていくのを感じました。
「見守りサービス」って、もしかしたら「住み慣れた自宅でずっと暮らし続けたい」という親の願いをそっと支え、日々の安心な暮らしを守る、頼もしい存在になってくれるのでは?
高齢になった親のこれからを考えるとき、「そろそろ施設に入ってもらった方が安心なのでは?」と悩みますよね。でも、多くの親にとっての本音は「住み慣れた自宅で、できる限り今までどおりの生活を続けたい」というもの。
長年暮らした地域や家を離れるのは大きなストレスとなりますし、環境の変化によって急に体力や気力が低下してしまうケースも考えられます。
だからこそ、「住み慣れた我が家で、自由な生活を長く楽しむためにも、安全はしっかり確保する」ということが、親にとっても子にとっても一番負担が少ない、幸せな解決策のひとつになり得るのではないでしょうか。

「見守りサービス」は、あらかじめ万が一に備えておくという意味では、車の保険や生命保険に近い考え方なのかもしれません。毎月のコストはかかりますが、まずは何も起きなければそれが一番で、万が一、何か起きても「導入していて本当によかった」と思えれば、いいですよね。月々の費用で得られる親と子の「安心感」は、想像以上に大きな価値がありそうです。
今回、改めて知ったのは「『見守りサービス』って単なる“監視”とは全然違うんだ!」ということでした。「見守りサービス」を「親を見張るための仕組み」と考えると、抵抗感が生まれるのも当然です。でも、「親と子がお互いに無理をしないための備え」と考えたら、少し違って見えてきませんか?
親は住み慣れた家で、子に心配をかけずに自分らしく今の暮らしを続け、子は離れていても「親に何かあったらどうしよう」という不安を抱え込みすぎることなく、今の暮らしを続ける。双方にとって心地よい関係を、専門のサービスにサポートしてもらう、ということです。
「『親の見守り』とは、『家族みんなが幸せになること』だと思います」と、岡田さん。
「親は、子に迷惑をかけたくない。子は、親に何かあったときに後悔したくない。そのどちらも、根っこにあるのはお互いへの『愛情』です。見守りサービスを通じて、親と子が心理的なバリアを取り除き、家族全員がそれぞれの場所で笑顔で暮らせるようになればいいなと思っています」
家の鍵をもう1つ増やすような感覚で。何かあったときの「お守り」のような感覚で。そして、親と子がお互いに無理をしすぎないための備えとして。「見守りサービス」というのは、私が思っていたよりもずっと身近なものなのかもしれません。

「親のことが、ちょっと心配」。そんな気持ちが芽生えたら、不安を1人で抱え込まず、まずは岡田さんのようなプロに相談してみれば、その先に、家族にとってちょうどいい「安心」の形が見つかるかもしれません。
離れて暮らす家族が安心でつながる
セコムの見守りサービス
セコムでは、急病やケガ、犯罪などに対応するさまざまな見守りサービスを用意。各サービスの専用アプリから、親の様子を簡単に確認できます。緊急発進拠点は全国の約2,500カ所(2026年3月末時点)に設けられており、必要に応じて緊急対処員が駆けつけて、適切に対処します。




ボタンタイプで使いやすい「ホームコントローラー」(左)や、急な体調不良や緊急時にボタンを軽く握るだけでセコムに信号を送信する救急通報機器「マイドクター」(中)などの機器類も、すべてプランに含まれています。「マイドクター」は生活防水仕様で、浴室でも利用OK
◆主なサービス内容(利用場所:屋内)
24時間365日いつでも駆けつける救急通報サービス、安否みまもりサービスなどのほか、通常の「ホームセキュリティ」の標準サービスである防犯サービス、火災監視サービス、非常通報サービスなどがパックになったプラン。緊急時の通報は「握るだけ」または「ボタンを押すだけ」でつながります。料金プランは「レンタル」、または「お買い取り」から選べます。
①救急通報サービス:急病時などに、ペンダントを握るだけでセコムに救急通報。
②安否みまもりサービス:廊下・トイレ前などに設置したセンサーで動きを確認。異常時は自動で信号送信。
③防犯サービス:泥棒の侵入をセンサーが感知して通報。
④火災監視サービス:火災を感知したときは異常信号を送信。必要に応じて119番通報も。
⑤非常通報サービス:危険を感じたときには、非常ボタンでセコムに通報。
⑥電話健康相談サービス:24時間365日、健康に関する相談や質問に看護師が対応。
◆レンタル料金
・月額:5,100円(税込5,610円)~
・初期費用:工事料49,900円(税込54,890円)保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)
※料金は一例。設置する防犯センサーなどにより、料金が変動します
◆お買い取り料金
・月額:3,300円(税込3,630円)
・初期費用:買取システム料金258,800円(税込284,680円)
※設置機器の個数・建物構造・設置状況によって、料金は異なります。
※取付工事料は買取システム料金に含まれます。

◆主なサービス内容(利用場所:屋内・屋外)
あらかじめ登録した連絡先(最大49件)と通話やSMS(ショートメッセージ)ができる通信機能のほか、本体の救急ブザー用ストラップを引っ張るだけでセコムへの通報・駆けつけサービス(有料)も搭載。設定したタイミングで安否確認のボタンが画面に表示され、子どもや家族など登録済みの連絡先に結果を通知する安否確認機能なども備えています。
①救急通報:自宅や外出先で急に具合が悪くなったとき、必要に応じて駆けつけ(有料)。
②救急情報お預かり:持病や服用中の薬、家族やかかりつけ医の連絡先など情報を預かり、119番通報した際にその情報を本体に送信し、消防機関や医療機関へ情報提供。
③電話健康相談:24時間365日、健康に関する相談や質問に看護師が対応。
④安否確認:本体の画面上で、設定した時間に安否確認のボタンを表示。利用者がボタン操作をすると、登録済みの連絡先へ結果を自動送信。
⑤位置検索:携帯電話やパソコンから専用のホームページにアクセスし、利用者の居場所を確認。
⑥携帯電話機能:液晶タッチパネルで、操作も簡単。毎月最大27分ぶんの通話が無料。
◆利用料金
・基本料金:月額2,500円(税込2,750円)
・加入料金:10,000円(税込11,000円)
【その都度かかる料金】
・現場急行料金(駆けつけ/要請による利用者の様子確認):10,000円(税込11,000円)/回(1時間まで)
・通話料金:16円(税込17.6円)/30秒(毎月最大27分ぶん以降)

◆主なサービス内容(利用場所:屋外)
GPS端末の通報ボタンを押すだけでセコムに通報。要請によりセコムが駆けつけます(有料)。親の外出時には、位置情報をアプリ上で確認できるので安心。
①位置チェック:本体の現在位置をGPS機能などで確認できます。
②「セコムかけつけ」サービス:要請があった場合、ココセコム本体のおおよその位置へ緊急対処員を急行させ、安全確保に努めます。
③セコム通報:危険や不安を感じたら、本体の通報ボタンを押すだけの簡単操作で、すぐに通報。
◆利用料金
・基本料金:月額1,200円(税込1,320円)
・加入料金:4,500円(税込4,950円) ※インターネット申し込みで500円割引あり
【その都度かかる料金】
・セコムかけつけ料金:10,000円(税込11,000円)/回
※1時間を超える場合は、1時間ごとに10,000円(税込11,000円)/回が必要です
・位置チェック料金(オペレーター対応):200円(税込220円)/回
「オヤノコト」特典あります

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