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相談事例から考える、お墓の選び方  Vol.4 事例から学ぶ! 墓石を選ぶときに気になる点と建てた後の注意点(須藤石材)

革のようなマットな質感が特徴の最新の加工技術による「レザータッチのお墓」。ビンテージの趣で温もりを表現しています(須藤石材)

革のようなマットな質感が特徴の最新の加工技術による「レザータッチのお墓」。ビンテージの趣で温もりを表現しています(須藤石材)

色合いは伝統的なグレーや黒色の石だけではなく、緑や赤といった華やかな色をした石も多く使われています。また、産地も茨城県や福島県、岡山県、香川県といった国内産の石だけではなく、中国、インド、南アフリカなど、世界各国の石が流通しています。

墓石を選ぶ時に皆様が一番気にされる点は、やはり「墓石の価格」です。
見た目は同じような石でも、価格が全く違うこともあり、一体どこが違うのかわからないと言われる方が多いです。

今回は、墓石の価格はどのように決められているのか、墓石選ぶときのポイントと合わせてお話します。

お墓のことで悩んだら・・・「オヤノコト」お墓の相談室へ。

お墓に関するお悩みごとは、お気軽にご相談ください
(相談業務委託先:須藤石材株式会社)
●親のお墓、どうしよう? どうやって決めたらいい?
●霊園を紹介してほしい
●老朽化してきたお墓をリフォームしたい
●離れた場所にあるお墓を近くの墓地に引越(改葬)をしたい
●墓じまいをしたい・・・など。

<「オヤノコト」特典>
墓石を新たに建てる方は、墓石工事代金の本体価格より5~10%割引
※一部割引対象外の霊園、区画があります

お墓についてお考えの方に、ご希望のパンフレットを差し上げます。
応募フォームに、ご希望のパンフレット名をご記入ください。

墓石は、代々続いていく“家”の「顔」。 石の価格だけで選ぶのではなく、産地・素材、デザイン、耐久性にもこだわりたい


①墓石の価格

墓石の価格は、主に、石そのものの価格、使用する石の量、加工の具合で決まってきます。
そのため、産出量が少ない希少性の高い石、多くの石を使う大きめの墓石、細かい加工が施されたデザイン性の高い墓石は、価格も高めになります。
また、国内産の墓石の方が、外国産のものより高めの傾向があります。
それは石の産出量と、衣類や食料品などと同じように人件費の違いが要因で、石そのものに起因しているわけではありません。外国産の石は品質が良くないのではと心配される方もおりますが、そのようなことはありませんので、安心してご検討ください。

②墓石の耐久性
次によく聞かれる、みなさんが気になる点は「石の耐久性」です。
一般的に水を吸いやすい材質の石は風化の進みが早く、耐久年数も短くなると言われています。
硬質な石ほど水を吸いにくくなりますので、耐久性を気にされる方は、なるべく硬い材質の石をお選びになることをお勧めします。

最近はインターネットなどで、石の吸水率を調べる方もいますが、私たちが一人ひとりの性格が違うように、石にもそれぞれ個性があります。同じ種類の石でも、採掘された時期や場所により吸水率は変わるため、決して数字通りではありません。あくまでも参考程度の数字と思ってください。
吸水の具合は、数字だけでは見えてきませんので、実際に霊園に行って建っている墓石をみるのが一番参考になるかと思います。

③墓石のメンテナンス
最後に墓石を建てた後の注意点です。
風化のお話しをしましたが、何もせずに放置をすると、汚れがこびり付いてしまい、風化の進みが早くなってしまいます。きれいな状態を長く保つためにも、1、2カ月おきにお墓に行き、墓石にかぶったほこりを水拭きできれいにしてください。それだけでも、艶持ちがかなり違ってきます。
また、目地の破損などの不具合が見つかったら、石材店に頼んで早めに補修をしましょう。

石材店はお墓を建てた後も、安心して維持・管理ができるように、お墓に関するあらゆることをお手伝いします。お墓の気になることは、お墓を建てる前でも後でも、いつでも私どもにご相談ください。

私がご相談をお受けします

須藤石材株式会社 
塩崎唯一氏

最初に自己紹介を兼ねて・・・
私が須藤石材に入社したのは平成8年。大学の就職課で求人票を見て応募しました(よくお墓が好きだったの?と聞かれますが違います)。新入社員の時から牛久浄苑、船橋森林霊園などの現場勤務をしたおかげで、霊園管理、墓石発注、 宗教の事など、現場でしか覚えることのできない、石屋のいろはを学びました。入社して今年で27年目を迎え、今まで多くのお客様のお墓のお悩みを聞いて参りました。

抱えられている問題はご家族ごとに違うため、毎回のご相談を大切にお受けしています。いつも感じるのは、お墓についてご家族みなさんと本音でお話をしていただけたらいいのにということ。

親世代は子世代に遠慮をされてか、ご自分の本当の気持ちをお話されず、反対に子世代はお墓のことは実感が湧かず、あまり話を聞いてくれないようです。

お墓は、これからずっと家族で守っていくものですので、ぜひ本音でお話していただきたいです。話しにくいなというときには、私が間に入ってお手伝いします。
その時は、ご家族でいらしてください。

オヤノコトネット