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お話をお伺いしたライティング事業部の神田まり子さん
離れて暮らす親と、どのくらいの頻度で連絡を取り合っていますか?
「定期的に」という方もいれば「用事がある時だけ」という方もいるでしょう。「まだまだ元気そうだし…」と何かと後回しにしてしまい、気づけば数カ月、何の連絡もできていないという方もいるかもしれません。
頻繁には連絡できないけれど、年齢を重ねていく親の「暮らしの様子」は気になる。
電話をしても、メールしても数時間返信がないとドキドキする。
今、そんな「オヤノコト」世代の想いに応える、さまざまなみまもりサービスや製品が登場しています。でも頻繁に通知が来るとちょっと面倒だし、監視感が強くて親が嫌がる……となかなか導入に踏み切れずにいませんか?
そこで、今回「オヤノコト」編集部では、パナソニックがリリースしている『あかりdeみまもりサービス』について、その開発の経緯と、サービスの概要について、開発に携わった同社ライティング事業部の神田まり子さんにお話を伺いしてきました。
【「オヤノコト」編集部からのヒトコト】
スタッフO(50代)
80代の母親(自立)と姉(50代)と同居。仕事で外出が多く、日中独居になる母親のことが気になっている。「見守りサービス」は他人事ではなく自分ごととして情報を収集中!
離れて暮らす高齢の親の様子がわかるのはありがたいけど、そのためだけに使用する機器を購入して、設置工事や複雑な設定をしなくてはいけないとなると、正直、ちょっと面倒くさいという方も・・・。でも、今回紹介するパナソニックの『あかり de みまもりサービス』なら、毎日&必ず使用する、部屋のあかり(照明器具)を交換するだけ。難しい設定も操作も不要なので、みまもられる側の高齢の親も、抵抗感なく受け入れてくれるのではないでしょうか。
2027年末の蛍光灯の製造・輸出入中止(※)の流れも受け、現在、問い合わせが増えているという『あかりdeみまもりサービス』。長年に渡り住宅や店舗などに高品質な“あかり”を提供してきた同社が、その先進的技術を活かして「現代社会が抱えるさまざまな課題、その中でも特に対策が急がれる高齢化問題の解決に貢献できないかと考え、開発に取り組み、誕生したサービスなのだとか。
「この『あかりdeみまもりサービス』は、リビングや寝室など、毎日必ず「あかりをつける」部屋・場所の照明を専用のシーリングライトに取り替え、そのオン・オフ操作の履歴をアプリで確認することで、離れて暮らす親の生活のリズムや暮らしの様子を知ることができるというもの。サービスを利用するためには、シーリングライトを交換したら、専用のアプリをダウンロードして初期設定すればOK。カメラも会話機能などもありませんので、見守られる側(親)も、監視されている・見られているといったストレスなくご利用いただけるのではないかと思います」(神田さん/以下同)。
通話やメールなどのコミュニケーション機能はなく、照明の使用状況から「親の様子を知る」という非常にシンプル、かつ緩やかなみまもり機能のみの搭載にしているのは、見守る側である「オヤノコト」世代、見守られる側の高齢の親、双方の「負担感」を軽減するため。
「仕事や家庭、子育てなど何かと忙しくて、離れて暮らす親のことは気になるし、連絡もしなくちゃと思っていてもなかなかできない、気づいたら数カ月も連絡を取っていなかった……という方も多いと思うのです。照明の使用状況を通じて『毎日、いつもどおり元気に生活している』ということがいつでも確認できるようにすることで、少しでもそうした方々の“安心”に繋がればいいと思っているんです」
また、見守る側の状況やニーズに合わせて通知内容を選択できるようにしているのも、負担感を減らし「緩やかに使い続けてほしい」という想いから。
そして、設定できる通知内容は
・24時間操作(照明のオン・オフ)がない時
・設定した時間内に操作がない時
・設定した時間内に操作された時
の3種類。24時間もしくはいつもなら活動しているはずの時間内に操作がないという「いつもと違う」と状況を知りたい、もしくは毎日の様子を感じられるよう「いつもどおり」を確認したい、どちらのニーズにも応えてくれます。
「高齢者施設に入居するほどではないけれど、最近、ちょっと体調を崩しがちとか、みまもりサービスの利用を考えてはいても、頻繁に送られてくる通知は正直わずらわしい。いつもと違う“何か”があった時や、変わらない様子を知らせてくれるだけでいい……という方にもストレスなく使っていただけると思います」
【動画】「あかりdeみまもりサービス」パナソニック公式
あかりdeみまもりサービスの紹介動画
※2027年末までに蛍光灯製造および輸出入が禁止されます
▼蛍光灯から器具ごとLEDに交換
https://panasonic.jp/lamp/replace-led.html
また、この『あかりdeみまもりサービス』に対応するシーリングライトには、加齢によって文字などが見えづらくなる高齢の親にも使いやすく、うれしい機能・技術が搭載されている点も大きな魅力として挙げられます。
例えば、新聞などの小さな文字でもくっきり見やすい特許技術※1「文字くっきり光」や、裁縫などの細かな作業時に、全灯時の約1.3倍に明るさをアップできる「明るさアップ」機能を搭載しています。
※1 特許第6064205号 文字くっきり光(6200K+明るさ)
それを可能にしているのが、部屋中に光が広がる「導光プリズム付きレンズ設計」。光を拡散させて中央まで光を届ける「内側レンズ」、さらに角度を広げて端まで光を届ける「外側レンズ」、LEDが配置されていない基盤部分にも光を届ける「導光プリズム」の3つの技術を採用しています。
「それに、パナソニック製のLEDシーリングライトの中でもトップクラスの省エネ性能も搭載していますので、電気代を気にせず安心して使い続けていただけます。みまもり機器……としてではなく、照明器具として親にプレゼントしても、きっとご満足いただけるはずですよ」。
高齢の親の状況が変わり、家族と同居することになった、施設に入居することになったとなった時に高機能・高品質なシーリングライトとして、同居先やご家族で機器を引継ぎ、その後も使い続けることもできるというのもいいですね。
では実際に、購入→サービス利用となった場合、どのような準備や設定が必要になるのでしょうか。実演を交え、教えていただきました。
現在、『あかりdeみまもりサービス』に対応するシーリングライトは、公式「Panasonic Store Plus(パナソニック ストア プラス)」もしくは、パナソニックのお店(街のでんきやさん)での取り扱いとなります。どちらで購入する場合でも、サービスの利用には
・設置する親宅でのWiFi通信機能
・「CLUB Panasonic」への登録
・見守る方のスマホへの「あかリモ+(プラス)」アプリのダウンロード
の3つの設定が必要となります。
シーリングライトを取り付ける部屋が決まったら、天井にある配線器具の形状を確認しましょう。現在、多くの住宅では丸形もしくは角型の引っ掛けシーリングが採用されており、工事の必要なく取り付けが可能なケースがほとんどですが、一部、特殊な配線器具を採用している住宅もあります。その場合は設置工事が必要となりますので、近くの電気工事店などにお問い合わせください。
※取り付けが可能・配線器具の形状が確認はこちら
https://panasonic.jp/light/installation/ceiling.html
実際の取り付けの流れは以下の通りです
通常はここでカバーを取り付ければ照明器具として使用開始OK!となるのですが、『あかりdeみまもりサービス』を利用する場合は、この段階で「あかリモ+(プラス)」アプリとの連携・初期設定が必要となります。
二次元コードを読み取ると、画面に製品の品番が自動で表示されるので、その後、アプリに表示される案内に従って「次へ」に進んでいただくことで製品の登録ができます。
製品の登録が完了したら、次はシーリングライトとWiFiを接続します。
その後はアプリで「照明器具と接続」すれば設定も完了となります。こうして手順を紹介すると「大変そう」「難しそう」と感じるかもしれませんが、必要な手順や、やるべき操作はすべてその都度、アプリ内に表示されるので、普段からポイントアプリや通話アプリを登録し、使っている方ならスムーズに登録できるレベルだと感じました。
シーリングライトの取り付けに関しても、引っ掛けシーリングやソケットの穴に合わせて「はめ込む」だけの作業で、力も必要ないので女性でも比較的簡単に取り付けができるという印象です。
「ただ、引っ掛けシーリングは部屋の「天井」に設置されているので、必然的に脚立や台の上に登っての高所作業となります。それを考えると、高齢の親に取り付けをお願いするというのは難しいかなと思います。ご実家へ帰省のタイミングで取り付けてあげる……というのが最適ではないでしょうか」
最近、テレビなどで「2027年末で蛍光灯の製造・輸出入が中止になる」といった内容の報道を見たことがある方もいると思います。「蛍光灯」と聞くと、オフィスや倉庫に取り付けられているような棒状のあかりや、傘のあるちょっとレトロな照明器具に使われているあかり……と感じる方もいるかもしれませんが、家庭の天井についている照明器具に蛍光灯を使用している方もたくさんいるはずです。
「2027年末で寿命や劣化で蛍光灯が切れた時に交換用の新しい製品を購入することができなくなります。また、長期間使い続けた古い照明器具は、発煙・発火の危険があるため、早めの器具ごと交換をおすすめします。ご実家などで古い蛍光灯の照明を使っている場合、この機会にLEDの照明に交換しようと考える方もいらっしゃると思います。そんな時に『あかりdeみまもりサービス』の導入をご検討いただければと思っているんです」
▼LED化への素朴な疑問に答えるサイト
蛍光灯製造・輸出入禁止やLED照明についてのご質問
https://panasonic.jp/lamp/replace-led-faq.html
このサービスを利用するためには、あかりdeみまもりサービス対応照明器具と月額料金(サービス契約月+2カ月は無料)が必要です。LEDシーリングライトの価格としては少し高価かもしれませんが、高齢の親にもやさしく、高品質なあかりを提供するだけでなく、みまもりの機能も兼ね備えている……と考えれば、導入する価値はあるのではないかと感じます。
「オヤノコト」編集部は、今回の取材を通じて、ひとつの契約でご家族ひとりのみの見守りであること(家族やごきょうだいで高齢の親のあかりの使用状況を共有できない)、手元用・壁掛け固定用にリモコンを2つ付属しているとはいえ、リモコン以外(部屋の壁に備え付けのスイッチ)で操作した場合は「点灯」のみ、「消灯」の記録がアプリに残らないこと、別売りのWi-Fi環境が必要である(設置はご自身で行う)など、いくつか課題があると感じました。
「たしかにご契約者様や、モニターなどで実際にご利用いただいた方からはさまざまなご意見をいただいております。でもこのサービスはまだまだ始まったばかり。私たちはこれを完成形とは思っていません。今後、ご利用者様から寄せられる声や、技術の進歩を反映しつつ、さらに利用価値の高いサービスにしていきたいと考えています」。
これからのサービス充実や新展開にも期待したいですね。
「なかなか親に連絡する機会やタイミングがないんだよな」
「大丈夫だと思うけれど……元気で暮らしているか、その様子は感じていたい」
「みまもりサービスは気になるけど、監視感があるものはちょっと……」
そんなことが気になる読者の方は、「あかりdeみまもりサービス」を選択肢のひとつとして検討してみるのもアリですね。
離れて暮らす親宅(実家等)の「毎日使う部屋」の照明を対応のシーリングライトに交換することで、ライトの点灯・消灯の操作状況を記録。専用アプリからいつでもその状況を確認できるだけでなく「24時間」もしくは「設定した時間内」に操作がない場合、もしくは設定した時間内に操作された場合に通知。緩やかなみまもりが可能に。
【概要】
あかりdeみまもりサービス
■本体価格(税込)
8畳用:4万200円、12畳用:4万7000円
■月額利用料(税込)
880円 ※あかりdeみまもりサービス契約開始月+2カ月は無料
仕様・価格・サービス内容は2025年7月取材時のものです。
予告なく仕様・価格・サービス内容が変更になることがあります。
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