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親が一人暮らしになったら・・・まずは、親の生活を把握して不安・不便を解決していく

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40~50代になると「離れて暮らす親のことが心配」、という人も多いと思いますが、特に不安が増すのは、両親のどちらかが亡くなり、一人暮らしになった時のようです。
今までは両親二人で、なんとかやっているだろうと思っていたのが、見守る人がいないという状況になり、「なにから対策をしたらよいか」と、「オヤノコト」®相談室にご相談にお越しになる方が多くいらっしゃいます。
そのときに、親の生活スタイルなどをお聞きすると、把握されていないことが多いので、どんな暮らしをしていて、どんなときに不安・不便を感じているのか・・・まずは、それを理解することから始めていくのがオススメです。

初めに親の生活のリスクをつぶしていく

以前、「オヤノコト」®相談室にみまもりサービスの件でご連絡してこられた方は、お父様のお葬儀の最中でした。お一人暮らしになるお母様のことを家族・親族みんなでお話をされ、まずはお母様が安心して暮らせるようにと、みまもりサービスの導入を検討されました。とても極端なタイミングだと思われる方も多いかと思いますが、意外と多いようです。
後日談ですが、そのご相談者は、お母様が日ごろどのような暮らしをしているのかをある程度把握されていたので、お母様が不安なこと・不便なことをスムーズに一つずつ解決していくことができたそうです。

ご自宅にひとりで暮らしていると様々なリスクが潜んでいます。
例えば、階段や玄関の段差、手すりの無いお風呂やトイレなど、転倒やヒートショックなどの事故、さらには押し売り、押し買い、特殊詐欺など、昨今は本当に物騒な時代になりました。

お料理が得意だったお母様が、帰省してみたら簡単な食事で済ませるようになっていた、なんてこともよくありますよね。
一人分を作るのが面倒になった、足腰がつらくてキッチンに立っていられなくなった、食べてくれる家族がいなくなったので作る楽しみがなくなったなど理由はさまざまですが、高齢者こそ栄養のバランスが大切です。
低栄養になってしまうと、免疫力が下がり病気にかかりやすくなりますし、筋力が衰えてリビングのちょっとした段差などでの転倒で寝たきりになってしまう危険もあります。

宅配のお弁当も最近ではさまざまな種類が出てきています。栄養はもちろん、高齢の親が食べやすい量・大きさに配慮されているもの、お届け用の器もあけやすくなっていたりします。毎日だと飽きてしまうこともあるので、自炊、時々宅配というのもよいかと思います。無料で試食させてくれる会社もあるので、親の味付けに合うものを探してみてはいかがでしょうか。

生活スタイルの共有のためにみまもりサービスを

考えたいのが親のこれからの住まいのことですが、まずは、日常の暮らしを把握することからはじめます。

毎週何曜日は、カルチャースクールに通っている、通院しているなどはもちろん、起床・入浴・就寝時間など・・・元気なときにはあまり気にしたことはありませんが、これからは少しずつ親の生活スタイルを共有しておきたいものです。

その共有ツールとして便利なのは、一定時間の生活パターンが把握できるみまもりサービス。ポットや電球などがあります。さりげなく把握することができ、いつもと違う行動パターンに気づきやすくなります。
例えばポットの場合は、毎朝8時にはお湯を注いでいるのに今日は10時過ぎてもその動きがなければ、電話をして状況を確認できます。電球もON/OFFの確認ができないと通知してくれます。同じようなタイプに、冷蔵庫の扉に機器をとりつけてその開閉で状況を確認するタイプもあります。

元気だから心配はなくても、親の生活スタイルを今から把握することを習慣化してほしいものです。親の「いつも」を知っていれば、いつもと「違う」ことにすぐに気づくことができ、大事になる前に次の対策をとることができます。

くれぐれも親に黙って勝手に取り付けるのはダメです!
了解をもらってからにしてくださいね。親世代にも子ども世代とさりげなくつながっているという安心を感じてもらえたらスムーズに設置できます。

移動に不安を感じるようになったら、早めに自宅のリフォームを

実家の壁にそって手のあとがついていたり、ドアノブががたついていたりしたら要注意です。歩くのに不安があるから、壁づたいに歩いている、ドアノブに体重をかけてつかまっている可能性が大です。すぐに、手すりの設置を考えましょう。

介護保険を申請して介護認定が下りれば、20万円までの住宅改修は自己負担1~3割でできるので、まずはケアマネジャーさんと相談して実家のリスクを減らすことも考えておきたいものです。

自治体によっては、要介護認定で非該当となった方を対象に「住宅改修予防助成事業」というものもあります(自治体によって名称は異なります)。例)東京都豊島区:手すりの取り付け・床段差の解消及び調整・引き戸等への扉の取り替え・滑りの防止、移動の円滑化のための床材の変更・洋式便器等の便器の取り替え等助成限度額は200,000円(助成金額の1割、2割または3割が自己負担)。※2024年4月現在各自治体で「高齢者の手引き」(各自治体によって名称は異なります)という資料を用意しています。親には冊子になったものを渡しておき、私たち子ども世代はwebで情報を収集しておきましょう。

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