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お出かけがもっと楽しくなる! vol.1 「歩行に便利な用具を選ぶ」では、歩行をサポートする用具として、シルバーカーと歩行車のそれぞれの用途についてお話しました。今回は、具体的に選ぶときのポイントについて、前回に続いて高齢生活研究所の所長で理学療法士の加島守先生にお話をお聞きしました。
「シルバーカーを購入するときには、専門店に足を運び、実際にいくつかの機種を試してみることも重要」だと言う加島先生。
押しやすさを考え、重量の軽いものを――と考えがちですが、たとえ重量が軽くても、車輪やフレームのガタつきや剛性などによって歩きにくさを感じることもあります。また、ブレーキの調整がしやすいよう、ブレーキの固さやレバーが手のサイズに合っているかを確認することも重要です。
「シルバーカーのグリップは、押す時に少し腕が曲がるくらいの高さにすることが大切。腕がまっすぐな状態で使っていると、腕の骨や靭帯に負担がかかってしまうことも。こうした細かな調整は、自己判断で行なわず、専門知識のある方にやってもらうほうがいいですね」。
また、シルバーカーを専門店で購入することで、専門知識のあるスタッフから、正しい使い方について説明してもらえるだけでなく、使用する方の身体の状態や利用目的を客観的に判断し、その方にいちばん合った用具を提案してもらえるというメリットも。
「今は、親のためにシルバーカーを購入する――という方も多く見られますが、ご家族同士だと、身体の状態を的確に見極めるのはなかなか難しいもの。そういうときに専門店の販売員など、第三者の冷静な目でチェックしてもらい、適切な用具を選ぶことで、身体の負担も減り、おでかけもより快適なものとなるはずです」。
1.SG規格適合商品を選ぼう!
安全に使える車輪の大きさや耐久性など、製品安全協会の認定基準を満たした商品には「SGマーク」が付いています。商品選択の基準にするのも安心です
2.手元ブレーキを確認しよう
坂道などで安全に利用するためにも手元ブレーキは重要。ブレーキレバーの固さやサイズは使用する方にあったものを選びましょう
3.グリップの高さをチェック!
グリップを握った時に少し腕が曲がるくらいの高さがベスト。お使いになる方に合わせて調節できるタイプのものを選ぶと安心です
4.いくつかの機種を“お試し”しよう
購入の際には、いくつかの機種を実際に試してみることも大切。重量の軽さだけで選ぶのではなく、「押して歩いた時に軽く感じる」機種を選びましょう
お話をお聞きしたのは
高齢生活研究所 所長
理学療法士
加島 守 先生
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