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加齢にともない、ちょっとした外出にもさまざまな不安や不便がつきまといます。しかし、こうした“おでかけリスク”はちょっとした準備・工夫でグンと軽くできるもの。親世代の不安を解消して、たまには親子3世代で外出してみませんか?
「足腰に痛みがあって、歩くのが遅いから」「一緒に出かける家族や友人に迷惑をかけたくないから」と、高齢の親世代が外出を控えてしまう―そんな話をよく聞きます。しかし、そうして外出を控え、家に閉じこもりがちになると、歩行障害や認知症の発生リスクが高くなるというデータがあることをご存じでしょうか?
毎日の買い物などのちょっとした外出だけでなく、サークルやボランティア活動などの同年代の人たちとの交流、そして家族での旅行など、親世代にはいつまでもイキイキと健康な毎日を過ごせるよう、積極的に外出する機会をつくって欲しいもの。そのためにも、親世代の“おでかけ”に対して感じている不便・不安を解消し、「毎日、自分で出かけられる」環境を整えることが大切です。
道路の段差や歩道が狭いことによる思わぬ事故や、トイレ・休憩場所が少ないなど、決して高齢者にやさしいとは言えない状況により、親世代が外出先で感じる「不安」や「不便」は多いもの。高齢の親世代が子どもや孫から外出に誘われても断ってしまうケースが多いのも、こうした“おでかけリスク“に対する「不安」が、家族との外出の「楽しさ」より先に立ってしまうからではないでしょうか?
まずは、普段のご両親の外出の様子を確認してみましょう。また、最寄りの交通機関やよく行くお店までの道のりに危険な箇所がないかもチェックしておきたいもの。それによって、どうすれば親世代が安心して外出を楽しめるようになるか、その解決のヒントも見えてくるはずです。
まずは、親世代が、外出の時にどんなことに不便・不安を感じているのかを確認しましょう。
例えば、長時間の歩行が難しいようであれば、その身体の状態に合わせてシルバーカーや歩行車、杖などを用意しておくのもひとつです。ほかにも、歩行中のつまずきを防ぐよう設計された靴や、重心が低く安定感抜群の自転車など、親世代にやさしい外出アイテムを一緒に選ぶのもいいですね。
また、最寄り駅やよく行くお店などのどこにトイレや休憩できる場所があるかを確認しておくと安心。特に都市部にお住まいの場合、乗り換えにとまどう親世代も多いもの。エスカレーターやエレベータの位置や乗り換えに便利な乗車位置などをあらかじめ伝えることで、不安もだいぶ解消されるのではないでしょうか。
親世代が日々感じている、外出時の“困った”を把握し、それを解決するために必要な環境を整える――。それが親にいつまでもアクティブな毎日を過ごしてもらうためには、最も重要なこと。家族が集まる、お盆や年末年始の帰省の機会に、ぜひ一度、話し合ってみてはいかがでしょうか?
私たち「オヤノコト」世代が想像する以上に親世代にとって、外出時にはさまざまな不安を感じています。高齢の親世代が「外出時に不便・不安を感じること」についての調査(内閣府「平成21年度 高齢者のラ日常生活に関する意識調査」)で目立った意見は、
●道路に階段、段差、傾斜があったり歩道が狭い
●バスや電車等の公共の交通機関が利用しにくい
●街路灯が少ない、照明が暗い
●ベンチや椅子等、休める場所が少ない
●トイレが少ない、使いにくい など。
ここからも親世代が自動車事故や道路の段差による思わぬ事故や、「疲れやすい」「トイレが心配」など、長い時間外出することへのさまざまな不安を抱えていることがわかります。しかしこれらの心配ごとは、ほんの少しの準備や、私たち「オヤノコト」世代の“心配り”で解消できるものがほとんど。親世代が毎日、安心して自分で外出できるよう、不安解消のヒントを考えていきましょう。
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