40歳を過ぎたらオヤノコト

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家族とともに変化する「フレキシブルな住まい」のススメ

税制面での優遇、親子・家族で過ごす時間をもっと楽しみたい、など二世帯住宅での暮らしを決断する「オヤノコト」世代が増えています。とはいえ年月とともに「家族の事情」は変わっていくもの。そんな変化に対応するフレキシブルな家づくりを考えていきましょう。

同居に向けた準備はタイミングも大切!

家の新築、もしくは建て替えのタイミングで親世代との同居を考える方は多いもの。しかし、今は「できる限り子どもたちの世話にはなりたくない」「自分たちの生活リズムが崩れるのでは?」と考える親世代も多く、「一度、同居を決断したものの、話し合いの段階で『やっぱり…』と、同居の計画自体が中止となるケースも少なくないそうです。やはりその原因のほとんどは、お互いの意思疎通が不十分だったこと。「家を建てるから」ではなく、普段から親子で何でも話せる、そんな関係でいたいものです。

年月とともに家族の事情も変わる

実際に二世帯住宅での暮らしをスタートさせた後、「高齢になった父の介護スペースが必要となった」「母が長期入院することになった」など、年月とともに家族の事情は変わることが予想されます。
また、最終的には両親に先立たれ、使っていた居住空間が丸ごと空きスペースになる可能性もあります。
元気な時はもちろん、そうした家族の変化が生じた時にも変わらぬ穏やかな毎日を過ごすことができる「フレキシブルな家」こそ、まさに親子にとっての快適な住まい。家族の将来まで見据えた家づくり
を考えていきましょう
 

実例から考える「こんなはずじゃ…」を防ぐ住まいづくり_「そのうちね…」で気づけば10年せっかくの二世帯住宅が空き家状態に

いつかは同居をと考え、新築を機に水回りを別々にした二世帯住宅に。しかしまだまだ元気な両親は「そのうちね…」と悠々自適な実家暮らしを選択。父母のためのスペースは10年以上も空き家状態になっています。

★ポイント★
曖昧な計画のまま準備を進める必要はない!元気なうちは自由に暮らしたいと考える親世代は多いもの。「いつかは同居するかも…」状態からすべてを準備する必要はありません。
 

実例から考える「こんなはずじゃ…」父と暮らした二世帯住宅遺された住まいをどう活用すべき?

母に先立たれた父と一緒に暮らすため二世帯住宅を新築。しかしその父も先日亡くなり、遺されたスペースをどうするか悩んでいます。最終的には子ども夫婦に受け継ぎたいけれど、子どもはまだ小さいし…。

★ポイント★
リフォームして書斎などの趣味のスペースを広げる、玄関から水回りも完全に分離したタイプの住宅なら、一時的に貸し出すという方法も!

※「オヤノコト.マガジン」より転載

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