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2026年の夏も予想以上の猛暑に⁉ 親御さん、きちんと「汗」をかいていますか? 熱中症から守るためにも生活習慣のチェック&見直しを!

記事の発言・監修・ライター
「オヤノコト」編集部 ライター
大野ルミコ(Rumiko Ono)

現在、80代の母親と同居するリアル「オヤノコト」世代。聴こえの衰えや唐突に前後する会話に母親の“年齢”を実感しつつも「まだまだ元気そうだし…」と、趣味である野球観戦やライブ遠征に備え、食べるための「歯」・元気で過ごすための「足」の健康維持に励む日々。

目次

いよいよ夏も本番。刺すような日差し、まとわりつくような湿気に「ちょっと動いただけで滝のような汗が流れて不快!」と感じている人も多いのではないかと思います。

でも、高齢の親の様子はどうでしょうか?

高齢になると皮膚の温度センサーが鈍くなるうえ、汗腺の機能も低下するため、汗をかく量が少なくなるといわれています。その結果、熱を体内に溜め込みやすく、熱中症のリスクも高まるのだとか。全国的に猛暑予想となっている2026年の夏、恐ろしい熱中症から高齢の親を守るためにも、高齢者と汗の関係、そして熱中症予防のためのポイントを整理しておきましょう。

猛暑なのに涼しい顔⁉ 汗ひとつかかない高齢の親に要注意!

気づいたらすでに熱中症の症状が出ていた…というケースも。

「締め切った部屋でエアコンもつけずに過ごしている」
「猛暑日にも汗ひとつかかずに涼しい顔をしている」
毎年、夏になると高齢の親のそんな様子を心配し、慌てて対策を考えたという声を聞きます。
実際、我が家の80代の母も、私が「暑い!」と騒いでいる横で、よく「そんなに暑い?」と不思議そうな顔をしていることがあります。

でも、これは高齢の親が「暑さに強い」ということではありません。
人間は暑いと汗をかき、汗が蒸発する時に体の熱も放出し、体温を下げています。つまり、汗をかかない・汗の量が少ないということは、体内の熱を逃がしにくくなるということ。そのため体に熱が溜まりやすくなり熱中症のリスクが高まってしまうのです。

「暑くない」という言葉を鵜呑みせず、温度調整&水分補給を心がけて!

高齢の親が「ほとんどエアコンを使わない」ことに悩む「オヤノコト」世代も……

そこで、夏休みシーズンに高齢の親と顔を合わせる機会がある方は、高齢の親の日常生活、そして外出時の様子をさりげなく確認してみてください。しっかりと汗をかき、水分を摂る習慣ができていますか? そしてエアコンを適切に使っていますか? 

もし次のような様子が見られる場合、現在のままでは夏バテや熱中症のリスクが大きくなります! 親の「暑くない」「大丈夫」という言葉を鵜呑みにせず、生活習慣の改善・見直しを呼びかけてください。

【高齢の親にこんなことがあったら、生活習慣の見直しを】
・家族が暑さを感じている室内でも汗をかいていない。「暑くない」という

・「体によくない」と言って、エアコンを使用しない
・「暑くない」「もったいない」などの理由でエアコンをほとんど使わない
・「汗をかきたくない」「トイレが近くなる」からと水分を控えてしまう
・トイレに行く回数が極端に少ない
・暑いからと家にこもりがち、一日中、室内でほとんど動かない
・毎日パンやそうめん、冷麦だけなど簡単な食事で済ませている

・食欲がないからと、ゼリーやプリンだけで食事をすませている
・ビールなどのアルコールで水分補給が出来ていると信じている

高齢になるにつれ、体内の水分量や体温の調節機能が低下するのは避けられないこと。さらに上記のような生活習慣が「当たり前」になってしまうと、筋肉量の減少が加速して代謝がさらに低下、より汗をかきにくい、熱を溜め込みやすい体になってしまいます。暑さによる体調不良やさらには命の危険におよぶことも…そんな最悪の事態を避けるためにもいっしょに対策を考えていきましょう。

高齢の親が「暑さをあまり感じていない」「汗の量が少ない」ならこんな対策を!

では、熱中症を予防する、熱中症になりにくい体をつくるためには、どのような生活習慣、対策を実践するのが良いのでしょうか。その代表的な見直しポイントをご説明します。

①エアコンを使い「室温28度・湿度60%以下」をキープする
高齢になると皮膚の温度センサーが鈍くなります。そのため熱中症のリスクが急激に高まる30度を超える場所でも「暑くない」と感じることも。エアコンのON・OFFの判断を本人の温度感覚に任せるのではなく、部屋の見やすい位置に気温計を置くようにし、「部屋の気温が28度を超えたらエアコンをつける」ことをルール化しましょう。
(「オヤノコト」読者のなかには、小さい)

②意識して定期的な水分補給を!

外出時も水筒などを持ち歩き、こまめに摂るように呼びかけましょう

厚生労働省によると(※)、熱中症予防の観点からは「コップ1杯の水分を1日8回程度摂る」ことが大切だとしています。
1日の目標量は食事以外で1.2〜1.5リットル。「普段からお茶などを飲む習慣があるから」という方もいると思いますが、カフェインを含む緑茶やコーヒーは利尿作用があるため、水やノンカフェインの麦茶をこまめに飲むように習慣づけてください。また、夜間の脱水や熱中症予防のため、寝る前、枕元に水を用意しておくこともお忘れなく!
※2023年5月 厚生労働省「高齢者のための熱中症予防」より抜粋

暑い夏も「40度以下のぬるめの湯船に10分程度浸かる」習慣を!
夏は「暑いから」と湯船に浸かることなく、シャワーだけ、中には冷水を浴びて済ませてしまう人もいるのではないかと思います。
我が家の亡き父がそのタイプでした。しかし入浴によって体が温まると血流が改善し、新陳代謝もアップ。衰えがちな発汗機能が促されて、暑さに強い体づくりにもつながります。ただし、脱水・熱中症防止のため湯船に浸かるのは「40度以下のお湯に10分以内」を徹底し、入浴前後には水分をしっかりと摂るようにしましょう。

3食しっかり食べて水分&塩分の補給を!

そうめん「だけ」ではなく、一緒に肉や魚、油揚げなどのたんぱく質を摂るよう心がけて!


暑い夏は外出を控える人も多く、運動量の低下から筋肉量も落ちてしまいがち。また、暑さで食欲も落ち、ついついそうめん「だけ」など、冷たく、喉越しの良い食事で済ませてしまうことも。それでは筋肉量や代謝がさらに低下し、熱中症のリスクをより高めてしまいます。食事は必ず3食、筋肉のもととなる肉や魚、卵などのたんぱく質も意識して摂るようにしましょう。また汗をかいて不足しがちになる塩分と水分、ミネラルを同時に補給できるお味噌汁を積極的に摂るようにするのもお勧めです。

⑤暑さのピークを避けた行動予定を
買い物や通院、農作業など、どうしても外出しなければならない、外で作業しなければならないときは、暑さのピークを迎える午前中、もしくは夕方以降に行うよう予定の調整を。特に暑さのピークとなる正午から午後3時の時間帯は外出を避け、エアコンの効いた室内でゆっくりと過ごすようにしましょう。また、もし長時間、外で作業しなければならないときは、複数人で行うか、近隣の方に声をかけておくようにすると、万が一のときにも安心です。
通院などでやむを得ない外出の際には、タクシーの利用を(一定の要件を満たす高齢者には、自治体から「福祉タクシー利用券」の交付があります。度遅滞により異なるのでお問合せを)。

高齢の親の熱中症予防には「家族や周囲からの呼びかけ」も欠かせないポイント!

高齢になると暑さや、喉の渇きを感じるセンサーが低下していきます。そのため、自分では気をつけているつもりでも、熱中症のリスクが高い状態で長時間過ごしている、気づいたときには熱中症の症状が出ていた……というケースも多いのです。

そのため、エアコンの使用状況や、日々の食事の様子、そして外出予定の把握など、家族や周囲がきちんとチェックし、適切な声掛けをすることが大切。もちろん、直接こまめに連絡を取り、注意を促すことが理想的ですが、仕事などで忙しく、なかなかその時間が取れないとお悩みなら、離れていても、高齢の親が過ごす部屋の温度を確認できるみまもりサービスや、定期的な水分補給の呼びかけをしてくれるコミュニケーションロボットなど、便利なサービス・アイテムを利用するのも◎。家族みんなで夏の暑さから高齢の親を守っていきましょう。

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