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現在、80代の母親と同居するリアル「オヤノコト」世代。聴こえの衰えや唐突に前後する会話に母親の“年齢”を実感しつつも「まだまだ元気そうだし…」と、趣味である野球観戦やライブ遠征に備え、食べるための「歯」・元気で過ごすための「足」の健康維持に励む日々。
段差につまずいて転んだ……
若い頃はちょっとした笑い話で済んだことも、高齢の親にとっては一大事! 転倒・骨折により長期入院が必要となった結果、筋力が低下し、移動に車いすが必要になったり、寝たきりになるケースも。
親が高齢になったら、まずは家の中で「転ばせない」「ケガのリスクを減らす」ための対策を考えておきましょう!
「ウチの親はまだまだ元気!」と思っていても、年齢を重ねるにつれて、脚の筋力や体のバランス感覚は着実に衰えていきます。そのためちょっとした段差につまずいて転ぶといった事故も起こりやすくなるのです。
実際、親御さんの呼び寄せを検討している最中に(親御さんが)ご自宅で転んで骨折し、要介護1の認定を受けたというケースもあります。
厚生労働省の調査でも、「転倒・骨折」は介護が必要となった主な原因の上位に入ります(下記参照)。高齢になると骨折の程度は重くなくても回復に時間がかかるうえ、転倒や痛みに対する恐怖心から外出や活動を控えがちになる人も。それにより筋力が一段と低下し、転倒リスクがさらに高まるといった悪循環に陥ることはよくあることだそうです。

転倒と聞くと屋外で起こると思う人が多いと思いますが、圧倒的に多いのがリビング。東京消防庁のデータ(下記グラフ参照)によると、令和3年(2021)年中に転倒によるケガで救急搬送された、65歳以上の高齢者の実に6割以上が「住居内」で事故にあっています。
リビングに敷かれたラグの段差につまずく、階段でバランスを崩す、ベッドから転落する、風呂場で滑る……など、家の中には高齢の親にとって〝危険〞がいっぱい。骨粗しょう症により骨がもろくなっている場合などは軽い転倒でも骨折しやすいため、親宅の転倒事故が起こりやすい場所を確認し、「転倒・ケガをさせない」対策を取るようにしましょう。
参考:『東京消防庁』令和3年 緊急搬送データからみる高齢者の事故(外部サイトに飛びます)


①リビング:床にモノを置くのはNG コードやカーペットにも注意
危ない段差は段差解消グッズなどを使って対策を。またカーペットやラグには滑り止めシートを使うと安心です。床にモノを置いてないか、動線にコード類がないかも確認し、「つまずくもの、滑るもの」を排除しましょう。

②玄関・階段:段差が多い場所には手すりや滑り止めなどの活用を
昇降時のふらつきや足元の見にくさによる転倒を防ぐためにも、階段には手すり、玄関にも手すりやベンチ等を設置して安定して動ける環境をつくりましょう。また足元灯があると夜間には段差を認識しやすくなるので安心です。

③寝室:ベッドからのずり落ちや転倒の衝撃を抑える対策を
ベッドから立ち上がる時のふらつきや転落を防ぐためにも、ベッドガード(柵)を付ける、ベッドの高さを低いものにするなどの対策を。夜間、足元が明るくなるフットライトの設置も必要です。万が一、転落・転倒しても衝撃を抑えてくれるマット類などを活用するのもオススメ。
他にもこんな工夫で転倒・骨折の防止を!
水で床が濡れていると滑りやすくなるため、特に浴室やキッチン周辺など、水がこぼれた・濡れた時はすぐに拭き取る習慣づけを。
また、家の中で履いているスリッパ類は滑り止めのついたタイプのものに変更し、「靴下だけ」で歩かないように注意しましょう。
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