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バリアフリー・ライフを応援する生活情報誌「WE’LL(ウィル)」創刊。その後、高齢者社会にスポットを当てた「オヤノコト」をキーワードとしたフリーペーパー、メディアサイトの運営を行っている。
「デジタル機器はやはり苦手で、勧めたがダメだった」とか、「万が一のとき、自分で連絡が取れなかったらどうなるの?」という方は、「安否確認サービス」や「緊急通報のサービス」を利用することも検討してみてはいかがでしょうか。 「安否確認サービス」は、自宅内に設置されたセンサーで親の生活反応を確認できるものや、宅配弁当などの配達をとおして親安否を確認する訪問サービスがあります。 「緊急通報サービス」は、緊急時に、親が室内に設置した機器のボタンや、身に着けたペンダントなどを押すことで、コールセンターや家族につながり、事業者や家族が様子を見にかけつけるというシステムです。 これまで私も多くの安否確認系サービスの事業者さんと接してきましたが、こうしたサービスの認知度や利用度は高くないのが現状です。 「ウチの親にはまだ早い」とか、「サービス費の支払いが負担」など、いろいろ感じる方もいるかと思いますが、これこそ「転ばぬ先の杖」。どのようなサービスがあるかだけでもリサーチしておくことをお勧めします。 データ参考ページ 資料:平成26年は総務省「人口推計」、平成52年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」 表1-1-8 都道府県別高齢化率の推移 http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_2.html
離れて暮らす親がひとり暮らしになったとき、私が第一にお勧めしたいのが「YDK」です。
「やってみれば、デジタル、簡単・快適」ということで、デジタル機器を使って、積極的に親とコミュニケーションをとり、親の健康や暮らしぶりに目を配ろうということです。
東京在住のSさん(50代)の実家は宮城県です。
お父さんが亡くなられて、70代のお母さまがひとり暮らしになったのを機にスマートフォンをプレゼントしました。
もちろん、お母さまはそれまでガラケーを使う程度で、スマートフォンなど触った事もなかったのですが、Sさんは兄弟姉妹も巻き込んでグループラインを始めたのです。すると毎朝、お母さまが「おはよう」とメッセージを送ってくるようなり、安否確認ができるようになりました。
また、「仕事でこんなところに来てるんだよ」などと書き込んだり、出先での写真を送ったりしているうちに、お母さまも外出が増え、「今日は美術館に行きました」などと連絡してくるようになり、「期待した以上にラインが張り合いになったようだ」と満足されていました。
「私たちと毎日やり取りしているので、息子を装った詐欺にも遭わないでしょう。母がこんなにスマホを使えるようになるとは意外でした」とSさん。
あなたも、「ウチの親は歳だし、デジタルなんか使えない」と諦めずに、勧めてみてはいかがでしょう。一歩踏み出すことで、親子のコミュニケ―ションが密になり、安否確認にもつながり、一石二鳥になります。
「デジタル機器はやはり苦手で、勧めたがダメだった」とか、「万が一のとき、自分で連絡が取れなかったらどうなるの?」という方は、「安否確認サービス」や「緊急通報のサービス」を利用することも検討してみてはいかがでしょうか。
「安否確認サービス」は、自宅内に設置されたセンサーで親の生活反応を確認できるものや、宅配弁当などの配達をとおして親安否を確認する訪問サービスがあります。
「緊急通報サービス」は、緊急時に、親が室内に設置した機器のボタンや、身に着けたペンダントなどを押すことで、コールセンターや家族につながり、事業者や家族が様子を見にかけつけるというシステムです。
これまで私も多くの安否確認系サービスの事業者さんと接してきましたが、こうしたサービスの認知度や利用度は高くないのが現状です。
「ウチの親にはまだ早い」とか、「サービス費の支払いが負担」など、いろいろ感じる方もいるかと思いますが、これこそ「転ばぬ先の杖」。
どのようなサービスがあるかだけでもリサーチしておくことをお勧めします。
データ参考ページ 資料:平成26年は総務省「人口推計」、平成52年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」 表1-1-8 都道府県別高齢化率の推移
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_2.html
=本記事は、夕刊フジに連載しているものです。
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