ご相談はお気軽に
「とりあえず相談」でも大丈夫です
親の介護や、家族の老後、補聴器や見守り商品など
「オヤノコト」について総合的にお手伝いしています
お急ぎの方はお電話で
03-6265-0446 平日10時~18時 相談してみる
親のこと・老後のご相談はお気軽に
街中で車いすに乗った方を見かけることが多くなりました。
バリアフリーの施設が増えているのは喜ばしいことですが、その反面車いすによる事故も増加傾向にあるそうです。そんな車いすのヒヤリ・ハット事例とその防止策について、日進医療器株式会社の森永浩規さんにお話を伺いました。
車いすも使い方を誤ると大事故につながりかねません。
車いすのプロから見た「これは危ない」場面とは?
●ブレーキのかけ忘れ
ブレーキをかけずに車いすから立ち上がると、車いすが後退し、足腰の弱い親世代は尻もちをついて転んでしまいます。また介助者がブレーキをかけ忘れて車いすから離れると、少しでも傾斜があれば車いすが動き出してしまいます。「移乗するときは、必ず左右のブレーキをかけてください」。
●足の巻き込み
介助者が押しているとき、フットサポートに足を乗せなかったり、レッグサポートを取りはずしたりしていると、足を巻き込んでしまう危険があります。マヒのある場合は、巻き込まれたことに気づかないので、大けがをすることも。「レッグサポートは介助するときに邪魔になるからと取ってしまう方もいますが、車いすの各部はどれも大切な機能を持っているので、自分で判断して取らないようにしましょう」。
●歩行車代わりに押して使う
「ご本人は歩行のサポート、或いは歩行訓練をしているのかもしれませんが、車いすは手押しハンドルに体重をかけて使うものではありません」。転倒につながる危険な行為です。
●手押しハンドルに荷物を掛ける
ベビーカーでもよく見かけますが、これも重心が後ろにかかって転倒してしまい危険です。
●踏切や溝にキャスターがはまる
いったんはまると多少の力では動かせなくなります。「溝に対して直角に渡りましょう」。
●下り坂を前向きに降りる
「小石でもあれば、たちまち放り出されてしまいます」。たとえ緩やかな坂でも、必ず後ろ向きに降りましょう。
どれも、「ちょっとなら大丈夫だろう」とやってしまいがちな事例ですね。危険を減らすには、段差を越えるときなど、介助者が一言声をかけるようにすることが大切です。
コンテンツ提供:日進医療器株式会社(オヤノコト.パートナー)
調査データ・写真・イラストなどすべてのコンテンツの無断複 写・転載・公衆送信などを禁じます。転載・引用に関する規約はこちら