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緊急特集! 安心して入れる老人ホームってどんなとこ?

目次

安心して入れる老人ホームってどんなとこ?

今、週刊誌やニュースなどのマスコミでは、老人ホーム、サ高住に関する報道が露出しない日はないと言っても過言ではありません。

しかも、一部施設における事故、事件報道が際立ってしまい、高齢者施設全体のイメージを、グレーにしてしまう傾向にあるのも確かではないでしょうか。

そこでオヤノコト編集部では、「安心して入れる老人ホームってどんなとこ?」という緊急特集をウェブサイト上にて展開し、良質のサービスを提供する日夜尽力しつづけている、事業者の皆様の想いを当事者目線でお伝えします。

「オヤノコト」編集長が語る、『安全な老人ホーム 見極める眼を』

老人ホームで働く施設職員による痛ましい事件が発生している。老人ホームでの虐待などの事件や事故は、これまで何度も繰り返されているが、いっこうに減少する様子は見られない。以前報道されたなかでも痛ましかった事件も、「たびたび粗相をするので頭にきた」とか「(認知症のため)言うことを聞かないのに腹がたったというのが理由が多いようだが、そもそも介護の仕事というのはそういうものであり、高齢期を迎えて身体的にも精神的にも衰えてきた利用者のケアをするのは当然のことである。

にもかかわらず、このような事件が起こるのは、介護の現場の人手不足やメンタルケア不足の問題が大きいと言われているそうだ。だが、これから先、ますます介護人材が不足することは間違いない。外国人の受け入れも進んでいるが、人材の不足を補うまでには至っていない。

つまり、今後も老人ホームの事件や事故がゼロになることを期待するのは厳しいと言える。とすれば、われわれは安心、安全な老人ホームを選ぶ“眼”を養う必要があるだろう。

当然、行政も手をこまねいているわけではない。厚生労働省は指導に従わない悪質な有料老人ホームに対して都道府県が業務停止命令を出せるよう、今国会に介護保険法などの改正案を提出する。これまでは悪質な老人ホームに対して業務改善命令しか出せなかったが、2018年4月に制定された改正老人福祉法の施行により、業務停止命令が出されることになった。
業務停止命令を出せるのは、入居者に対する虐待などが行われており、都道府県が度重なる指導をしても改善されないケースを想定している。都道府県に届け出をしていない無届けの老人ホームも対象に含めるという。

介護付有料老人ホームは高齢化を踏まえて急増している。安全、安心な環境整備を進めることが必須だが、義務に違反した無届けの老人ホームも多い。こういった改正は歓迎すべき動きだ。だが、なによりも、自分のこと、親のこととして、きちんとした情報収集をすることが、このような悲惨な状況を防ぐ最善策である。

ネガティブな選択!? それともポジティブ!?
「オヤノコト」編集部が聞きました、
どうして高齢者施設での暮らしを選びましたか?

[親世代]

一人暮らしで不安になって・・・ 
●妻に先立たれ1人暮らしになり、寂しさ、不安、不便さに耐えられなくなった。「オヤノコト」相談室で、元気なうちに入居する「入居時自立型」の高齢者施設の存在を初めて知り、見学で気に入ったので決めました。今は安心の日々を送っています(80代男性)
●一人暮らしが10年経ち病気をしたのをきっかけに、今後の生活を考えて決断しました。親戚はみんな大反対でした。離れて暮らしている娘からは「同居したい」と言われましたが、今さら新しい土地に移るのは・・・。(80代男性)
●一人暮らしをしていた時は、病院・買い物・植木の手入れがたいへんでした。一日中、誰とも話さないことも不安でしたので家族の近くにあるホームに住み替えました。
●前に住んでいた家は古いので、地震・台風などで家が潰れるのではないか不安でした(80代男性)

 子どもたちには面倒を掛けたくない・・・ 
●もともと、子どもたちには迷惑をかけたくない・・・と考えていた。自宅の老朽化もあったので、75歳になったのを期に、夫婦で温泉地にある有料老人ホームに入居しました。(70代男性)
●自分の親の介護で苦労したので、子どもたちに同じ経験をさせたくないと思い、早い段階からホーム入居を決めていました。子どもたちからは反対されましたが、最終的には、見学に行き「ここなら」と納得してくれました(70代男性) 

 自宅にいるのと同じように自由に暮らしたい・・・
●1人暮らしは不安だったけど、まだ自分の事は何でもできるし自由に暮らしたかったから ( 80代女性)
●元気なうちは制限なく自由に暮らせるということ、部屋も普通のマンションと変わらないので不便さが無い。そのうえ食事の心配が無いことが決め手に。(80代男性)
●24時間、自分の時間が作れるようになった(70代女性)
●自分で好きなように生活設計ができると思い、自立型のホームに入居を決めました。独身時代にかえったような気分です(70代男性)
●今までどおりの生活を続けたいと思いました。一日3度の食事のお世話になっているので、音楽を楽しむなど自分のために時間をたくさん使えます(80代女性)

 新しい自分を発見できた・・・
●多くの人たちと話すことができて毎日楽しい(80代女性)
●服装等が少しおしゃれになり、ひげそりを毎日するようになりました(70代男性)
●加齢による生活上の不安が楽になった上、精神的に余裕ができ運動などの催し物を通じて入居者同士の交流ができ、生活に潤いができました(90代男性)

 将来の介護のことが気になって・・・
●自立型ですが、このホームは「介護付」ということで、将来介護が必要になっても安心して暮らせることが入居の決め手になりました。(80代女性)

[子ども世代] 

親の暮らしに不安があって・・・
●母が亡くなったあと父ひとりでの暮らしになりました。まだまだ元気なのですが、食事をつくるのが面倒なようで、毎日お惣菜などを食べているのが心配でした。元気なうちから入居できるホームに入居し、今では健康診断の数値もよくなったとかで父と喜んでいます(50代女性)
●離れて暮らしている母親は一人暮らし。私たちきょうだいもなかなか帰省できません。大掛かりな掃除や重い買い物などがたいへんそうでしたので、家事代行を依頼しようとすすめても使わないので、だったらその不便を解決できたらと思い自立型のホームをすすめました(40代女性)
●もともとは活動的だった母が、最近は友人との外出の機会もすっかり減ってしまい家にこもりがち。このままだと、心身ともに消極的になってしまいそうで不安がありました。今では、ホームで新しい友人ができ楽しく過ごしているようです。

「オヤノコト」がお薦めする
「安心の有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅」とは?

当社「オヤノコト」相談室がお薦めする「安心の有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅」は、当社の担当者が、現地に足を運び、取材し、独自の基準で評価して、ニーズのあるお客様にご紹介/お薦めできると判断したホーム・サ高住に限定しています。「有名であるから」とか「会社の規模が大きいから」などは関係がありません。会社規模が小さくても無名でも、しっかりとした運営内容であって当社としてお薦めできるホーム・サ高住はあります。一方で当社がお薦めとしてご案内するホーム・サ高住はあまり数が多くありません。その理由としては、全国的にはたくさんのホーム・サ高住が有りますが、すべてに足を運んで取材することはできず、評価ができないためです。よって、当社がお薦めしていなくても「安心のホーム・サ高住」は全国的に多数ある筈ですし、当社がお薦めしていないから「不安なホーム・サ高住」ということでもありません。

もう一つお伝えをしておきたいことは、当社がお薦めとしてご案内しているホーム・サ高住ですが、これをすべてのお客様に同じようにお薦めできるものではありません。つまり「或るお客様にはお薦めできるが、別のお客様にはお薦めできないホーム・サ高住もある」ということです。その理由は、お客様のニーズや条件・背景は十人十色さまざまであるということ。どんなに評価が高いホーム・サ高住であっても、お客様のニーズや条件・背景に合うものでなければ決して良いものにはならず、お薦めすることはできません。まわりの評価だけで判断して実際に入居してみたら「こんな筈じゃなかった」という後悔につながりかねません。

当「オヤノコト」相談室は、有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅のご利用を検討されているお客様には、まず面談の機会をいただき、お客様の「ニーズや条件・背景そして思い」をしっかり確認した上で、そのお客様にとって的確でありお薦めできるホーム・サ高住をご紹介しております。「運営で安心」「お金で安心」「信頼できる」ことも大切な条件としてご紹介に努めております。

 

「オヤノコト」メモ
ホーム選び 見学は体感する場

ホームの良し悪しは、自分の目で確かめるのが一番。見学の際、ポイントとなるキーワードが、5つの「気」。それが、「雰囲気」「空気」「活気」「気遣い」そして「気持ちよく生活できそうか」です。
「空気」とは、臭い。臭いがあっては生活環境として適していないのはいうまでもありません。「活気」は、職員が生き生きと仕事をしているか。「気遣い」は、来訪者や入居者に対して明るく挨拶するなどの気遣いはできているか。そして時間があれば親に1週間ほど体験入居してもらいましょう。食事もぜひ食べてみてください。これらを総合的に見て「このホームなら気持ちよく生活できそうか」を判断することです。

 

「オヤノコト」が考える入居時自立型ホームの選び方

・親が入居する目的(一人暮らしで不安になってきた、介護が必要になったときに備えたい、子どもの近くに住みたいなど)が実現できる環境か?
・親がこれからどんな暮らし方をしていきたいのか?

暮らし方と合ったエリアにあるか? 趣味や習い事のため、都心へのアクセスを重視する方は都心型、釣りや山歩き、農作業などを求めている方はリゾート型など自然の多い場所を好む方もいる。
交通のアクセスや周辺環境はどうか? 親が利用するであろう交通手段・商業施設などのアクセスも実際に体験してみましょう。

運営会社・法人またはホームのトップの考えている方向性はどうか? 見学のときには、可能であれば入居相談員だけでなく、施設長や職員など数名から話を聞きましょう。

親が入居したら、雰囲気が合うか? 施設の規模・職員や入居者の表情と雰囲気、生活環境をチェック!

居室の広さ、使い勝手、収納はどうか?
食事のメニューは親の好みに合うか? ランチタイムに入居者といっしょに食堂で試食をしてみる。

サークル活動は活発か? 親のレベルに合ったものがあるか? 親が活用したいもの(スポーツジム・シアタースペース・サークル活動)がどれくらいあるか?

元気なとき、体調を崩したとき、介護が必要になったときの対応はどうか? 医療機関との連携(ホームに併設しているか、近くに病院があるか)、夜間の緊急対応はどうか? 介護居室も見学したい場合は事前に伝えておきましょう。

 

株式会社東急イーライフデザイン

株式会社ヘルスネットワーク

積水化学工業株式会社

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