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有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の入居を検討するとき、まず最初に確認することは? 入居する(したい)人が「自立者」なのか「要介護者」なのかをハッキリさせること。
「自立者」なのか「要介護者」なのかによって、〝選ぶべきホーム/ サ高住〟が違うから、そこがポイント!
有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)には、入居する方の身体状況により、自立者向けの「自立型」と、サポートが必要な方向けの「介護型」に大別されます(一部に分け隔てなく自立者と要介護者を受け入れる「混合型」と呼ばれるホーム/サ高住も存在します)。
「自立者」 とは、お元気で〝身の回りのことが自分でできる〟人のこと。 例えば、歩行に若干の不安があり、杖や歩行車を利用していても、自力でトイレで排泄ができる、(施設内の)食堂・共用スペースに移動ができる方は「自立」と判断される場合があります(基準は、各施設に念のため確認を)。
「要介護者」 とは、普段の生活において〝日常的に介護を受ける必要がある〟人のこと。
「自立型」の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、お元気で身の回りのことが自分でできる人に利用していただくことを前提としたホーム/サ高住であると言えます。
「介護型」の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、日常的に介護を受けて生活する人に利用していただくことを前提としたホーム/サ高住です。
その特徴は居室にあります。…と言っても、わかりにくいので、詳細をご紹介しましょう。
● 日常的に介護が必要な状態になり、自宅では生活が難しくなった…
● 自宅で家族やヘルパーの介護を受けて生活するより、専門的に充実した介護サービスを受けて生活したい…
● 自分でトイレに行けない身体状態になった… など.
● このまま自宅で生活を続けると、何かのとき誰が助けてくれるのか?その不安を解消するため
● 身体は元気だが家事とくに3度の食事の用意が負担になったから。食事の用意から解放されたい
● 元気なうちに安心の住まいに転居しておきたいから
● 不安から解放されて自由に人生を楽しみたいから… など.
(それぞれのホーム/サ高住によって異なりますが、おおむね以下のようになります)
①『介護付』と表示された有料老人ホーム/サービス付き高齢者向け住宅の場合
● そのホーム/サ高住で公的介護保険制度による包括的な介護を提供する体制が整えられているので、介護を受けて生活を継続することが可能です。
● ただし、介護が必要な状態になると、居室の移動(介護専用居室へ移動)が必要になる場合があります。
②『住宅型』と表示された有料老人ホームと『介護付』の表示が無いサービス付き高齢者向け住宅の場合
● そのホーム/サ高住には介護職員の配置義務が無く、介護が必要になったら外部の訪問介護事業者のヘルパーによる介護サービスを個別に取り入れることで、介護を受けて生活を継続することが可能です。
● ただし、重度の介護状態になると生活継続が困難になる場合もあり、他の施設等に転居しなければならないホーム/サ高住もあります。
③『健康型』と表示された有料老人ホームの場合
● 生活継続はできず他の施設等に転居しなければなりません。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、同じタイプでもその内容/個性は千差万別で例外も多数存在します。見学~体験入居をしてしっかり目的と希望に合うか否か見極めることが大切です。
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