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「聞き間違いや聞き直しが多くて、高齢の親との会話が成立しない」「久しぶりに実家に帰ったら、テレビの音がものすごく大きくてびっくりした」「実は、親だけでなく自分もたまに聞き直しをしている気がする」・・・こんな経験をした「オヤノコト」世代も多いのではないでしょうか。
加齢とともに音が聞こえにくくなる「加齢性(老人性)難聴」と呼ばれる症状は、もちろん人によって進行や程度に差はあれど、60代以上になると半数以上の人に症状が現れるといわれています。みなさんやご家族の「聴こえ」は、いかがですか?
加齢性難聴による症状は、一気に悪化する…というものではなく、年齢とともに徐々に進行するため、自分ではその変化に気づきにくく「聞き直しが多い」「テレビの音が大きい」など、家族やお友達に指摘されて気づくことがほとんど。しかもまわりの人が「聴こえ」の衰えに気づき、指摘する時には、すでに中等度まで難聴が進んでいたというケースも少なくありません。
離れてお一人で暮らしている場合は、「聴こえ」についての指摘を受けることが少ないので、たまに会う家族が気づいたときには、かなり難聴が進んでいることも・・・。
また、加齢性難聴の症状が現れていることに家族も本人も気づいているのに、「年齢だから仕方ない」「ちょっと会話には不便を感じるけれど…まだ大丈夫」と、放置してしまいがちなことも大きな問題として挙げられています。加齢性難聴は音が聞こえにくくなることによる「不便」が生じるだけでは済まない、以下のようなリスクがあるといわれています。
家族で会話をしていても、声が良く聞こえない、でも何度も聞き直すのは申し訳ない…そんな思いから、黙り込んだり、適当に返事をしたり、愛想笑いを続けてしまったり。こうしたことを繰り返しているうちに、他人との会話に後ろ向きになってしまう人も少なくありません。その結果、社会とのつながりを自分から絶ってしまう、外出が減って家に閉じこもりがちになり、うつ状態になってしまうといった恐れも。
周囲の音が聞こえにくくなることから、外出時に車のクラクションや、後方から近づいてくる自転車に気づかないなど、事故に遭いやすくなる恐れがあります。また、災害を知らせる警報や、災害時の避難誘導の案内などを聞き取ることができず、避難が遅れてしまう…という可能性も。特に加齢性難聴は「高い音」が聞き取りにくくなるため、警報音やアラーム音に気づかないというケースも多くみられます。
難聴によるコミュニケーション量の低下や社会的孤立は、認知症の発症リスクを高めるとも指摘されています。私たちは耳から入ってきた音を情報(=刺激)として脳に送り続けています。しかし、難聴になると耳から脳に送られる情報量・刺激が少なくなって神経細胞の働きが低下、脳の萎縮が進む恐れも。実際、2015年に厚生労働省が公表した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」においても、難聴は加齢や高血圧などと並び、認知症の発症を引き起こす危険因子の一つとして挙げられています。
加齢性難聴は、残念ながら根本的な治療法がなく、一度失った聴力を取り戻すことは難しいというのが現実です。だからこそ自分の「聴こえの状態」をきちんと把握し、必要なタイミングで必要な対策を取ることが大切。少しでも「聞き取りにくくなった」と感じたら、まずは聴力検査を受けてみましょう。
聴こえの衰えを感じる、周囲の人とのコミュニケーションにも支障をきたすようになってきた…となった時、「補聴器」の使用を検討する方も多いと思います。しかし、補聴器を購入・使用しようとなっても、補聴器=年寄りに見えてしまうのではというイメージ、機器の価格や聴こえの状態に合わせる「調整」が面倒、機器の操作が苦手で使いこなせない…など、気軽に「使ってみよう!」とはなりにくいという一面も。実際、こうした理由で使用を諦めたという方もいるのではないでしょうか。
そこで、そんな方にご紹介したいのが、シャープが開発・販売する補聴器『メディカルリスニングプラグ』。ワイヤレスイヤホンスタイルの補聴器は、デザインも非常にスタイリッシュ! これなら高齢の親はもちろん、そろそろ聴こえに衰えが現れはじめる「オヤノコト」世代も、抵抗感なく使えそうです。
このシャープ『メディカルリスニングプラグ』は、小さな声や騒音時の会話が聞きづらい・聞き間違いをする「軽度難聴」(※)や、普通の大きさの声の会話が聞きづらい・聞き間違いをする「中等度難聴」(※)の方に向け開発された補聴器。その大きな特長としては以下の3つが挙げられます。
※軽度難聴:聞き間違えや聞き返しをすることが多い(25~40dB未満)、中等度難聴:日常会話が聞き取りにくい、耳元で話さないと日常会話が聞きとりにくい(40~70dB未満)、高度難聴:耳元に口を近づけないと大声でも聞きとりにくい(70~90dB未満)
「保存版 補聴器お役立ちブック」(日本補聴器工業会)より
『メディカルリスニングプラグ』の最大の特徴は、補聴器専門店などに足を運ばなくてもオンラインで購入できる点にあります。
さらにその後はリモートで、認定補聴器技能者や言語聴覚士の資格をもったフィッター(調整者)などによる、聴力チェックや利用する方の聴力に合わせた機器の調整(フィッティング)、使用後の状態確認、アフターサービスなどの相談をすべて自宅にいながら受けられます。
お住まいの近くに補聴器専門店がなく、自家用車や公共交通機関を乗り継いで通う…という方にとっては、その時間と労力を節約できるという点でも大きな魅力となるはず!
調整や購入後のサポートなどをすべてリモートで行えるようにしたこと、そして長期間の保証サービスなどをオプションとしているため、補聴器を購入するための初期費用を抑えていることも特筆すべきポイント。日常生活の中で聞こえてくる音を大きくする家電製品である「集音器」ではなく、管理医療機器として指定された「補聴器」ながら、希望小売価格で両耳10万円以下(99,800円/非課税)(※)です。
※補聴器は非課税
また、お住まいの区市町村によっては、65歳以上の高齢者が補聴器を購入する際に助成制度を設けているところもあります(※)。『メディカルリスニングプラグ』は補聴器ですので、条件が合えば、こうした助成を受けることができ、さらに安価に購入できる可能性もあります(対象は軽度・中等度難聴まで)。これまで聴こえに不安を抱え、補聴器の使用を検討したものの「価格で断念…」という方もいるのではないでしょうか。そういう方にとっては、心強い製品ではないかと感じます。
※補聴器購入費助成制度は、自治体によって条件等が異なりますのでご確認を。
この『メディカルリスニングプラグ』には、「リスニングモード」と「ストリーミングモード」の2つのモードが搭載されています。「リスニングモード」は外からの音を聞き取る、まさに補聴器としての機能。そして「ストリーミングモード」はスマホやパソコンとBluetoothで接続し、ワイヤレスイヤホンとして使用する機能。つまり…1台で補聴器とワイヤレスイヤホンのW使いが可能ということ。
スマホでの会話やテレビ電話、動画の視聴など、「音がちょっと聞き取りにくいな」と感じていたのであれば、リスニングモードを利用すれば、耳にダイレクトかつ最適な音量で入ってくるので、はっきりと聞き取ることができます。モードの切り替えもアプリからワンタッチでできるので使い慣れれば非常に便利!
「オヤノコト」編集部が、「メディカルリスニングプラグ」の設定・調整を体験してみました
では実際に、購入から使用までの聴力チェックや聴こえの状態に合わせた調整(フィッティング)は、どのように行うのでしょうか。リモートで完結…ということですが、その精度も気になるところです。
基本的に、こうしたチェックや調整はお使いのスマホに専用「COCORO LISTENINGアプリ」(無料)をダウンロードし、そのアプリ操作によって行います。
このアプリを利用するためにはシャープの会員向けサイト「COCORO MEMBERS」への会員登録が必要となりますが、テレビなど、シャープ製の家電製品を利用中で、既に会員登録をしている方は、そのIDをそのまま使用することができます。新規で登録するという方は『メディカルリスニングプラグ』を購入後、スマホにアプリをダウンロードしたら、アプリ画面の指示に従ってメールアドレス等を入力し、IDを取得すればOK。
アプリをダウンロードし、IDの登録が終わったら、耳に購入した『メディカルリスニングプラグ』を装着すれば、アプリが自動で機器と連携。聴力チェックなどの画面に進むことができます。
耳に『メディカルリスニングプラグ』を装着した状態でフィッティングメニューから「パーソナライズ」へ。そのまま聴力チェックを受けることができます。
聴力チェック画面に表示された「小さく」のボタンをタップしていくと、補聴器から流れる音が少しずつ小さくなっていきます。音が聞こえなくなったところで、今度は「大きく」のボタンをタップして音が聞き取ることができたところで「確定」ボタンをタップすればOK。これを繰り返してご自身が聞き取れる「最小の音の大きさ」を設定していきます。高い音や低い音など、複数の音を繰り返しチェックしながら、今の聴こえの状態を確認していきます。正確なチェックのためにも、できる限り静かな環境で操作を行うようにしましょう。
聴力チェック後、どんな場面での聴こえに困っているかを選択(1対1の会話、数人での会話…などの選択肢にチェック)し、「次へ」に進めば、すべてのデータの送信が完了。その後は、送られたデータを基に専門のフィッティングスタッフ(認定補聴器技能者)が聴こえの状態や、ニーズにあった設定データを作成し、アプリに送り返してくれます。データ完成&送信までは、早ければ半日程度で終了するのだとか。そのスピーディーな対応にも驚かされます。
届いた設定の内容は、「リスニングモード」の画面で確認可能。左右それぞれの高音と低音、全体の音量など、その方にあったデータの内容がひとめで分かるだけでなく、さらにそれぞれが手元で調整できるようになっています。
送られてきた設定データを試すと…確かにこれまでよりもはっきりとすべての音が聞き取れるように。特に筆者はもともと病院の検査でも指摘されるほど左耳の聴こえの状態が悪いのですが…久々に「左耳から音が入ってくる感覚」を味わうことができ、感動! この自然な聴こえがリモートで実現できるというのは、素直にすごいと思います。
また、データを登録する際に「コンサート」「オンライン会議」など、自分がよく使うシーンを最大4つまで選択できるようになっています。例えば、電車移動中はメニューから「電車・バス」モードに切り替えれば、周囲の騒音をカットして、会話の声を聴こえやすくする…など、ワンタッチでその時、その場所に合わせた聴こえの状態に合わせられます。
実際の聴力チェックも、その後の調整も、そして実際に使用する際にも使用シーンの切り替えも、すべて「COCORO LISTENINGアプリ」の画面上で行うため、「スマホを持っていない」「スマホの操作ができない・苦手」という方には、購入し、使いこなすのは、正直、かなり難しいと思います(その場合は、従来どおりに補聴器専門店に行って設定・調整してもらうのが良いと思います)。でも、スマホや機器の操作に苦手意識がなければ、ここまで安価で手軽に購入・使用できるという点だけでも、非常に画期的な製品だと思います。
高齢の親はもちろんですが、気づいていないけれど、実は加齢性難聴の症状が出始めている(かもしれない)私たち「オヤノコト」世代にとっても、今後、ぜひ注目すべき製品だと感じました。
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