1995
起源バリアフリーライフを応援する生活情報誌
「WE’LL(ウィル)」創刊
弊社のヒストリーは、ユニバーサル社会実現へのチャレンジの歴史とも言えます。
それまで、バリアフリーや福祉とはまったく縁のない、広告の企画やプロデュースをしていた弊社創業者の大澤尚宏は、ある身障者向け就職情報誌の編集を依頼されたことがきっかけで1995年にバリアフリーライフを応援する生活情報誌「WE’LL(ウィル)」を創刊。
情報誌「WE'LL」は肢体不自由者を中心とした身障者向けの生活情報誌で、それまでの我が国の常識的発想をシフトチェンジし、障害の有無に関わらず、その才能や能力を活かして社会に参加していくことが真のバリアフリーであるという信念のもと、「健常者も一緒に読み、活用できる生活情報誌」というスタンスと、身障者=社会的弱者という概念を打ち破る編集方針を貫いていました。
創刊にあたって大澤は、タレントのデーブ・スペクターさんからアメリカの身障者事情をレクチャーされ、当時黎明期であったウェブサイトの構築には元NHK会長の島桂次氏が尽力して「WELL.net」というウェブサイトを立ち上げるなど、メディアとしても画期的なものとなり、「WE’LL(ウィル)」は創刊直後から全国から大きな反響を得ました。
ただ、大澤によれば「福祉については専門家でもないし、専門家になろうと思ってもいませんでした。ただ、当時から予測されていた高齢化と人口減少を考えたとき、身障者と健常者、高齢者と若年者という、何でも区分けしたがる文化のままではサスティナブルではないと痛感したからこそ、社会に対するメッセージという意味も含めてエッジの立った雑誌として創刊した」と回想しています。
ちなみに、当時、早稲田大学の学生だった乙武洋匡氏も、伊豆の旅をレポートしたり、このマガジンからレポーターとして育っていったことは知る人が知る事実です。
2001
車いすユーザーのための生活情報誌
「アイムファイン」創刊
WE’LL(ウィル)創刊から5年目の節目を迎え、より深く、絞り込んだマーケティングの必要性を感じ、2001年にWE’LL(ウィル)を退任した大澤は、東芝のシニア事業のサポートを依頼され、同社のシニア向け生活情報「LI-VI」の創刊(誌名も命名)や、介護系企業のPR誌の制作やマーケティング支援などをしていましたが、その後、オーエックスエンジニアリング(我が国のスポーツ車いすのパイオニア)社長の石井重行氏の依頼を受け、同社の広報誌「 CLUB OX」を創刊すると同時に、2002年5月に「アイムファイン」を創刊しました。
同誌は、当初は、スポーツタイプの車いすを使うユーザーやパラリンピックリートに絶大な支持を受けていたオーエックスエンジニアリングのユーザーに宅配されるコラボレーション媒体としてスタートしましたが、WE’LL(ウィル)からのバリアフリー理念を引き継ぎ、タイアップ広告や受託したPR誌なども、それを具現化した(明るく、前向きに、自分らしく生きよう!)ビジュアルを展開。
その後、そのノウハウやネットワークを活かし、トヨタ自動車をはじめとする各自動車メーカーの福祉車両のマーケティングをはじめ、車いすメーカーや介護サービス会社、福祉用具系企業のプロモーションなどを多数手がけます。
また、2004年の東京モーターショーで「ウェルフェアパーク」のプロデュースをおこなって成果をあげ、2003年に企画をスタートした、肢体不自由児とご両親のための福祉機器展「MIPROキッズフェア」も大きな反響を呼んで、東京と神戸の2会場で開催するイベントとして2007年まで継続してきました。
2008
「オヤノコト.エキスポ」を開催。
高齢化と人口減少が進む中で、あたらしい社会変革型の市場創造を提案。
バリアフリーの仕事をとおして様々な分野の企業や個人とのネットワークが出来てくる中で、「高齢者が増加しても、シニア市場が活性化しない」という声が多く寄せられるようになったことから、その打開策のひとつとして約1年間にわたる企画会議の中から生み出されたのが、高齢世代へダイレクトに訴求するのではなく、その子世代にアプローチすること。
つまり、「親子の世代間コミュニケーションの活性化」という懸念。
そして、2008年に「そろそろ親のこと・・・」をキーワードに、第一回目の「オヤノコト.エキスポ」を開催。主催は株式会社イント・コーポレーション、後援は経済産業省、生労働省後援で2日間で約21,000名を超える来場者があり、高い評価を得ることが出来ました。
その後、2009年にオヤノコトネット社を設立し、オヤノコトマガジンを創刊、「丸の内オヤノコト塾」の開催や「オヤノコト.ステーション」の開設など、「オトナ親子」のための様々な課題解決策を創出しています。
2009
- 1月
株式会社オヤノコトネットを創業(設立)
「オヤノコト.エキスポ2009」開催
2日間で約21,000名が入場(出展56団体)
フリーペーパー「オヤノコト.マガジン」創刊
角川書店より「そろそろオヤノコト」を発行
2010
「オヤノコト.エキスポ2010」開催
2日間で約22,000名が来場(出展65団体)
オープニングセミナーに落語家の林家正蔵師匠が登壇
2011
「オヤノコト.エキスポ2011」開催
2日間で約23,000名が来場(出展71団体)
基調講演に竹中平蔵氏が登壇
2012
「オヤノコト.エキスポ2012」開催
2日間で約22,000名が来場(出展70団体)
基調講演に石破茂氏が登壇
2013
「オヤノコト.エキスポ2013」開催
2日間で約22,000名が来場(出展80団体)
基調講演に登山家の田部井淳子氏が登壇
「親からもらった、とっておきの言葉コンテスト」開始
三井不動産と提携して「ららぽーと×オヤノコトフェア」開催
2014
「オヤノコト.ステーション」を東京・有楽町の東京交通会館にオープン
東京交通会館で「オヤノコト.サミット」開催
仙台オヤノコト塾開催
イトーヨーカドーと提携して「イトーヨーカドー×オヤノコトフェア」開催
2015
NHK「おはよう日本」帰省でみつける親の変化 / 「ニュースウェブ」今日のつぶやきに協力
2016
「オヤノコト.ステーション」を市ヶ谷に移転
夕刊フジで「介護離職の備えよ」の連載を開始
老人ホーム事業を本格化(セミナーや見学会を複数実施)
2017
「オヤノコト」相談室を開設
2018
自由国民社より「気になる介護・施設・仕事・お金のこと そろそろはじめる親のこと」を発行
2019
- 1月
「銀座オヤノコト.塾」を有楽町の東京交通会館で開催
ゲストは元NHKアナウンサーの徳田章氏)
- 3月
信用金庫・学校生協と提携し、「オヤノコト」相談室をOEMとして提供開始
- 4月
夕刊フジで「人生100年時代、これから、どうする」の連載を開始
(「オヤノコト」相談室と連携したアライアンスを開始)
- 9月
「銀座オトナ親子フェア」を東京・京橋の東京コンベンションホールで開催
ゲストは、フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏