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鍋を火にかけたことを忘れてしまったり、調理後、警報音が鳴るまで火を消していないことに気づいていなかったり――回数はそんなに多いわけではありませんが、同居する母のガスコンロ操作に不安を感じることが増えてきた・・・
「オヤノコト」編集部内でもそういう話題になることがままあります。
「ちょっと」「うっかり」によって危険につながることもあるだけに、高齢の親が使用するガスコンロを新たに導入する・買い替える時には、安全・安心で使いやすい機能が備わっているかを確認したいもの。
そこで「オヤノコト」編集部が注目したのがシニア世代・認知症の人の生の声を取り入れ、使いやすさ」を追求して開発したというリンナイの『SAFULL+』(セイフルプラス)。
この『SAFULL+』は福岡市と同市に本社を置く西部ガス株式会社、そして、認知症当事者に関するさまざまな知見を持つ株式会社メディヴァ(本社・東京都)の協力のもと、企画・開発の際には、認知症当事者に実際に製品を使ってもらうモニタリングを4回も実施し、実際にガスコンロを操作する様子から、認知症の人が「操作のどんな点に戸惑い、困っているのか」「どんな操作にミスを犯しがちなのか」をリアルに確認し、改良を重ねてきたとのこと。
参考:開発ストーリー『高齢者に「使いやすさと安心」を提供するガスコンロ』(外部サイトに飛びます)

その結果、操作性はもちろん、点火スイッチやごとくなどの色やデザイン、操作方法や使用状況を知らせる音声ガイドなど、すべてが誰にでもわかりやすく、使いやすい仕様に。
左右2つのコンロとグリルのスイッチをそれぞれ色分けし、使用中は点火していることがひとめで分かるよう、スイッチ内にLEDランプを点灯させることで点火ミス・消火忘れなどの事故を防ぐなど、さまざまな配慮が見て取れます。


左右のコンロ、グリルのスイッチを色分けすることで、操作ミスを防止
また、ごとくを通常よりも大きくし、左右のコンロの間に隙間を作らないようにしたことで、万が一、使用時に鍋やフライパンが置く位置がずれてしまっても、ひっくり返ってやけどをするといったことがないよう設計されており、認知症当事者は「距離感がつかめない」「色を識別しにくくなる」といった視覚的な困難も生じるということから、天板は白、ごとくは黒と色のコントラストをはっきりさせ、バーナー周りの部品を黒に統一したことで、弱火でも炎が認識しやすいようになっているなど、想定されるリスクを先回りしているのには驚きです。

同居しているが日中独居、或いは、離れて暮らしている高齢の親のガスコンロ操作が心配になってくると、「火が出ないIHコンロに変えようかな」と考える「オヤノコト®」の読者も多いと思います。長年、ガスコンロだけを使い続けてきた高齢の親の中にはIHには馴染めず、「親があんなに好きだった料理をしなくなった」という悲しい声も珍しくありません。
IHコンロに変えたことで、使い慣れた鍋やフライパンが使えなくなることに抵抗を示す親世代も多いと聞きますので、やはり、「火」加減を気にしながら料理を作りなれた世代には(IHには)馴染めないのは仕方ないのかもしれませんね。
まさに、『SAFULL+』は親世代が年齢を重ねても、自分で料理して、自分で食べる「安全で快適な自分らしい暮らし」をサポートしてくれる心強い味方となってくれそうですね。そして、私たちも、いつまでもあの美味しい親の料理を食べ続けたいものです。
【商品概要】
リンナイ『SAFULL+』(セイフルプラス)
リンナイ株式会社
標準幅60cmタイプ【RHS21W40P38YGWW】
希望小売価格:233,200円(税込)
グリル専用調理器具「ココットプレート」付属
・2024年度グッドデザイン賞ベスト100を受賞した「認知症にもやさしいデザイン」
(セイフルプラスの製品開発にご協力いただいた福岡市の取り組み「認知症の人にもやさしいデザイン」が、2024年度グッドデザイン賞ベスト100を受賞しました)
・オレンジイノベーション・アワード2024特別賞受賞
(認知症の⽅との共⽣社会の実現を⽬指し、当事者参画型の開発に取り組む企業や団体、その取り組み⽣まれたユーザーフレンドリーな製品・サービスを表彰する賞です。セイフルプラスは、認知症当事者の視点や意⾒を丁寧に反映した開発の取り組みが評価され、2024年度の特別賞を受賞しました)
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