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バリアフリー・ライフを応援する生活情報誌「WE’LL(ウィル)」創刊。その後、高齢者社会にスポットを当てた「オヤノコト」をキーワードとしたフリーペーパー、メディアサイトの運営を行っている。
今年もお盆の帰省時期が過ぎてしまいましたが、コロナウイルス感染症の再拡大で帰省できなかった人も多かったと思います。
高齢の親、それもお一人暮らしの親御さんがおられる皆さんにとっては、帰省して顔を合わせられないことでお互いに不安が募ったり、寂しかったりしたのではないでしょうか?
ところで、先日(8月3日)もNHKラジオの「武内陶子のごごカフェ」に出演させていただき、「親を見守る」をテーマにお話させていただきましたが、後からディレクターさんに聞いたところ、普段よりリスナーの反響が大きかったとのことです。
まさに、年を追うごとに「親のこと」が気になる層が増えていることを痛感しました。
しかしながら、その現実とは裏腹に、昨今増えている「見守りサービス」を導入する人は決して多くはありません。
それは、「子世代は見守りたいけど、親世代は子どもに見守れることには抵抗感がある」というような親の想いと子の想いにギャップが存在しているからではないでしょうか?
ただ、高齢で且つ一人暮らしとなれば家の中での転倒リスクなどは極めて高くなります。
転倒⇒骨折⇒入院⇒要介護というような流れは決して他人事ではありません。
だからこそ、異変に早く気付くことはとても大事なことだと言えるでしょう。
そういう意味では一番大事なことは親子の本音の会話を増やすことであり、相互理解を深めることだと思います。
見守りサービス導入についても「モノ」として単に親に勧めるよりも、親への想い、親への感謝の先に手段としての何かを導入する。
そういうことが大事なのではないでしょうか。
まずは、今夏会えなかった親御さんに、感謝のメッセージを添えて花を贈る。
そんなさりげないプレゼントを思い切って実行してみてはいかがでしょうか?
そういったことの積み重ねから本音の会話につながる可能性もあると思います。
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