40歳を過ぎたらオヤノコト

公開日:

老人ホーム、高齢者向け住宅・・・施設探し、悩む前にまず相談を

記事の発言・監修・ライター
尚宏 大澤
「オヤノコト.マガジン」編集長大澤尚宏氏

バリアフリー・ライフを応援する生活情報誌「WE’LL(ウィル)」創刊。その後、高齢者社会にスポットを当てた「オヤノコト」をキーワードとしたフリーペーパー、メディアサイトの運営を行っている。

「老いても、子供に迷惑はかけたくない」という40~50代は多い。
元気な60~70代でもそうだろう。
だが、年齢を重ねて80代ともなれば、介護が必要になる人が増えてくる。自分が要介護状態にならなくとも、夫婦一緒に暮していれば、どちらか一方がそうなる可能性は高い。
まさに、「老老介護」の始まりだ。
そうは言っても、在宅で介護するのは容易ではない。とくに、高齢になってからの介護は想像以上に辛い。
それを考えれば、60~70代の元気なうちから老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を探すことも一つの選択肢である。
ところが、3月26日に厚生労働省が発表した調査資料によれば、2017年度に介護施設で職員による虐待が確認されたのは510件(前年比58件増)と、11年連続で過去最大となっているという。
その内容も、身体的虐待(59・8%)、暴言などの心理的虐待(30・6%)、介護などの放棄(16・9%)と深刻で、これから老後を迎える世代には想像したくもない事態である。
もっとも、養護者による虐待も、息子(40・3%)、夫(21・1%)、娘(17・4%)となっており、在宅で家族に介護されるのならば安心と思うのも大きな間違いだ。
もちろん、この調査結果は世の中のすべてを反映しているものではない。虐待を起こす施設は必ず何かしらの問題を抱えている。だが、そうでない施設もたくさんある。ただし、そうした優良な施設を個人が見分けるのは想定以上に難しい。
60歳や65歳を過ぎたら、本気で「終の棲家」を考えたいと思っている人も多いだろう。しかしながら、虐待の報道などに接すると施設探しを躊躇してしまい、そのままずるずる自宅で暮らし続けているという人も多いのではないだろうか?
そういう人はぜひ「オヤノコト」相談室を気軽に利用してほしい。
この道20年以上のプロが、丁寧にアドバイスし、実際の施設の見学同行にも対応する。迷っている時間はない。まず相談から始めてみよう。
=本記事は、夕刊フジに連載しているものです。

オヤノコトネット