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バリアフリー・ライフを応援する生活情報誌「WE’LL(ウィル)」創刊。その後、高齢者社会にスポットを当てた「オヤノコト」をキーワードとしたフリーペーパー、メディアサイトの運営を行っている。
読者の皆さんは、「自分が脱いだ衣服に転ぶ」「家電製品のプラグコードに転ぶ」「布団の端っこなどで転んで寝たきりになってしまう」など想定したこともないだろう。
人生100年時代とはいうが、高齢になれば身体的には若いころと同じようにはいかなくなる。とはいえ、先に書いたようなことが実際に起こるとは想像すらしたことはないのではないだろうか。
だが、事故は家庭内が圧倒的に多い。それも、道路での事故よりも圧倒的に多いだけでなく、その場所も意外や意外、リビングが多いのだ。
それは、東京消防庁が発表しているデータでも明らかで、2017年のデータだが、都内で報告された転倒事故約5万6000件のうち、住居内での事故は3万1000件以上あるのである。
実際に80代の男性がトイレで立ち上がった直後にマットに足を滑らせて転倒し、便器に頭を強打して救急車で運ばれたものの、脳挫傷で亡くなったというケースや、庭の手入れをしていた70代の男性が、無造作に置いていたホースに引っかかって転倒し、骨折し、リハビリもむなしく、1カ月後に寝たきりになり、心筋梗塞で亡くなるとケースもある。
また、ベランダで洗濯物を取り込んでいた70代の女性は、ベランダと部屋の段差に転び、両手が洗濯物で塞がっていたため、手をつくことができず、頭部を打ち付け亡くなったという。
つまり、高齢になると僅かな段差や少しの不注意で転倒し、命を落とすことがあることを知っておきたい。それは、読者の皆さん自身だけでなく、皆さんの親後さんにも注意してほしいことだ。
では、どう対策したらいいのか?
例えば、日々足を上げるような運動をすること。「運動はちょっと・・・」ということなら、散歩を週3日程度することも良いという。
天気の良い日は日光浴しながらの散歩もいいだろう。日光はビタミンが生成され、筋肉を丈夫にするという。
ともかく、日々の生活の中で予防できることに心掛けることが、人生100年時代を健康で長生きするコツであることは間違いないだろう。
=本記事は、夕刊フジに連載しているものです。
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