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バリアフリー・ライフを応援する生活情報誌「WE’LL(ウィル)」創刊。その後、高齢者社会にスポットを当てた「オヤノコト」をキーワードとしたフリーペーパー、メディアサイトの運営を行っている。
今回のパラリンピックを契機に日本のバリアフリー環境も変わってくると期待していますが、どうしてもひっかかるのは、(誤解を恐れずに言えば)バリアフリー=弱者への配慮≒優しさのような空気がそこにあること。
巷に溢れるパラアスリート絡みのCMなども、なぜか叱咤激励的な傾向があって「頑張っている貴方を応援しています」みたいなイメージのものが多いようで、私はそこに違和感があります。
私が90年代半ばにバリアフリー生活情報誌を創刊し、障害の有無にかかわらず、様々な人たちと交流する中で、「心のバリアフリー」という言葉を耳にすることが多くありました。あれから25年以上の時を経てもこのことを(パラリンピックに絡めて)ニュース等で報道されているのを目にするたびに「何も進歩していないのでは?」と感じてしまいます。
当時から障害のある人たちが「日本は日常の移動に不便が多い。ところが海外に旅行をすると施設や設備に段差があってもバリアを感じない」と聞くことが多くありました。サポートすべき時はさりげなく、お仕着せでない配慮が出来る環境があるということなのかもしれません。
さて、先のCMの話に戻れば、昨今よく見かけるSalesforce社のCM『次の世界へ。』は秀作だと感じています。
同社のウェブサイトによればCMのテーマは、「変化を恐れるのではなく、自ら変化を作りだす人になろう」とのことだそうですが、出演するのはモデルの福士リナさんに加え、ダウン症のスイマー・モデルのカイトさんや車いすジャーナリストの徳永啓太さん。
そこには、障害があっても頑張っている人というような見せ方をまったく感じさせず、多様性のある社会がごく自然に映し出されています。
まさに、これからの日本に求められるのは、真に多様性を認める環境作りではないかと感じています。
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